クイズ番組などでおなじみのクイズプレーヤー・伊沢拓司さんが5月17日、岡山市の中学校を訪れ、ゲームを通じて進路について講演するサプライズの交流授業が行われました。

学年集会と聞かされ体育館に集まる3年生。

「伊沢拓司さんです」
(生徒の歓声)

クイズプレーヤーの伊沢拓司さんは、2019年から、応募のあった全国の中学、高校に無償で出向いて講演しています。17日は始めに、羅列してある文字を組み合わせ、単語を作るゲームを行いました。

伊沢さんは正解が出たあと、答えをどう導いたか生徒に聞き、他の人の考え方を聞く、大切さなどを伝えました。

(生徒は…)
「最初は学年集会だと思っていたが、こんなビッグゲストが来てくれるとは思わずビックリした」
「クイズだけど、今の勉強にもつながるような助言があって、ありがたかった」

質疑応答では、高校受験を控えた生徒の質問に自分の経験を振り返りながら答えました。

(生徒)
「中学3年生のころの将来の夢は何でしたか?」
(伊沢拓司さん)
「本当に何もなかった。クイズで食べていけないことは分かっていた。別に今、将来の夢を持っておく必要はないと思っている。ただ、努力や、好きなものを見つけること、好きなことを頑張るのはやめないほうがいい」

(授業を企画した 岩田和徳教諭)
「君たちの人生は無限の道が広がっているというところを伝えてもらえたらと思っていたのでとても良い講演会だった」

自分の進路を決める時期の生徒たち。伊沢さんの授業を受け、心を新たにしていました。