レスリングの日本代表、高松市出身の日下尚選手が、6月1日に行われた壮行式でメダル獲得への決意を力強く語りました。

(パリ五輪レスリング日本代表 日下尚選手)
「絶対に金メダルを取る。そして香川の人たちに少しでも勇気やパワーを与えられるような存在になりたい」

1日に神戸市で行われた壮行式で舞台に上がった日下選手。約350人の前でパリでの活躍を決意しました。

(パリ五輪レスリング日本代表 日下尚選手)
「自分の小さい頃からの夢である五輪が2か月に迫っていて、やる気に満ち溢れている。人生をかけてパリの舞台に立つので応援よろしくお願いします」

日下選手は高松市出身の23歳。3歳でレスリングを始め、高松北高校から日本体育大学に進学し、現在は三恵海運に所属しています。

2023年9月の世界選手権で、グレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得し、パリオリンピックの代表に内定。4月のアジア選手権では2022年と23年の世界王者を破り見事、優勝を飾りました。

本番まで残り約2か月。コンディションも良い状態だといいます。

(パリ五輪レスリング日本代表 日下尚選手)
「明日試合でも戦えるような状態なので早く(本番が)来てほしいという感じ」
「香川県で小さい頃からやってきたレスリングを世界に打って戦えることが大きな自信。世界・パリの舞台でぶつけていきたい」

そんな日下選手がパリに持っていきたいものが…

(パリ五輪レスリング日本代表 日下尚選手)
「香川県の製粉所からうどんを送ってもらえるようになった。乾麺のうどんを持っていって試合前に食べて、すすってパワーにしたい」

地元の応援を力に変えて金メダルを目指す日下選手。今後はハンガリーで開かれる国際大会に出場した後、国内で調整し、パリへ向かう予定です。