沖縄気象台は22日午前11時25分までに、南城市、八重瀬町、糸満市、豊見城市、与那原町に土砂災害警戒情報を出した。降り続く大雨で土砂災害の危険度が高まり、避難が必要となる危険な状況となっているとしている。

 気象台は、崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区では早めの避難を心がけ、市町村の避難指示情報などに注意するよう呼びかけている。那覇市は市内全域に高齢者等避難(警戒レベル3)を発令。避難指示(警戒レベル4)については、糸満市と南城市、豊見城市、与那原町が土砂災害警戒区域などの全員に発令している。

 気象台は22日午前9時15分、沖縄本島中南部に大雨警報(土砂災害、浸水害)と洪水警報を発表。22日夕方まで土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけている。

 梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となっており、本島地方では、多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降り、23日正午までの24時間には多い所で150ミリの雨が降る見込み。雨雲の発達の程度によっては、大雨警報を発表する地域が広がる可能性もあるとしている。