フィリピンの東にある大型で非常に強い台風2号は、徐々に北よりの進路を取り、沖縄地方に接近しています。先島諸島はきょう昼前から大しけとなる見込みで、今後進路によっては暴風となるおそれです。

大型で非常に強い台風2号は、29日午前9時にはフィリピンの東にあって、1時間におよそ10キロメートルの早さで北西に進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルです。

台風は31日から先島諸島の南の海上を北上し、強い勢力で先島諸島へ接近する見込みです。海上は29日昼前から大しけとなる見込みで、予想される波の高さはうねりを伴い、石垣島地方で7メートル、与那国島地方で6メートルです。

台風の影響で海の便にも影響がでています。那覇市の泊港では沖縄本島と周辺離島を結ぶ便で欠航が出ています。また、石垣島や宮古島のフェリーなども合わせると143便が欠航となっています。

台風の進路によっては先島諸島では31日から暴風となるおそれがあります。沖縄気象台は、早めの台風対策と今後の気象情報を確認するよう呼びかけています。