家庭向け電気料金について、沖縄電力は燃料価格の下落により来月使用分の料金が現行よりも値下げになると発表しました。

沖縄電力は燃料価格の高騰を受けて標準家庭で現行の料金から33.3%の値上げを国に申請し、今月19日に認可を受けています。※月額1万1085円(2771円増)

その負担軽減策として今年1月から適用されている国の激変緩和措置に加え、来月の使用分からは内閣府や県の予算を活用した支援策が講じられることで、値上げ幅は2.1%まで抑制されています。※実質的な値上げは月額8485円(171円増)

こうした中、発電に必要な石炭やLNG液化天然ガスの直近3か月の平均燃料価格が下落し、燃料価格の変動を料金に反映させる燃料費調整制度により、6月使用分は現行よりもマイナス2.7%と一転して値下げになることがわかりました。

今後も燃料価格が下がり続ければその分が値下げされることになる一方で、国や県の補助は9月使用分までの時限措置となっていて、10月以降は未定となっています。