宅配大手のヤマトホールディングスは新たに貨物専用の航空機を導入し那覇空港では11日、運航開始を記念したセレモニーが開かれました。

11日から運航を開始したのは貨物専用機「フレイター」です。

旅客機だった機体を輸送用に改造したもので1度に大型トラック5〜6台分の荷物を運ぶことができます。

那覇空港でのセレモニーでヤマトホールディングスの長尾裕社長は「沖縄の産業や人々の生活に貢献したい」と挨拶しました。

国内の物流業は直近10年で宅配便の件数が1.5倍に増加する一方、98%以上をトラックによる輸送に頼っています。

残業規制に伴いドライバー確保が課題となるなか貨物専用機の導入によって輸送力を維持する狙いがあります。

フレイターは那覇空港や新千歳、成田・北九州の4ヵ所を結び、1日9便運航します。

午後4時前、那覇からの初便が北九州空港に向けて出発しました。