2024年4月における沖縄地方の平均気温は平年と比べて2.7℃高く、統計を取り始めた1946年以降、最も高かったことが分かりました。

沖縄気象台によりますと、沖縄地方における4月の地域平均気温の平年との差はプラス2.7℃となっていて、過去最も高く、60年ぶりに記録を更新しました。

4月の平均気温を8つの観測地点別でみると、石垣島や西表島など5つの地点で過去最も高く、残る那覇、久米島、南大東島は過去2番目に高くなっています。

また、沖縄地方における4月の降水量は平年とくらべておよそ2倍となっていて、25の観測地点のうち7地点では統計を取り始めて以降最も多かったことが分かりました。

記録的な高温と雨が多かった要因について沖縄気象台は、太平洋高気圧が日本の南に強く張りだし、温かく湿った空気が流れ込みやすくなっていたことが考えられるとしています。