普天間基地の名護市辺野古への移設を巡り県は沖縄防衛局が申請している埋め立て予定海域のサンゴの移植を週明けにも許可する方針であることが関係者への取材でわかりました。

サンゴの移植を巡っては今月10日、坂本哲志農水大臣が地方自治法に基づき県に対し許可するよう勧告し県は16日「期限までに許可することは困難」と回答しました。

県がこのまま応じない場合国は代執行を視野に手続きを進める見通しです。

▽坂本哲志農水大臣:
「農林水産大臣としては許可が行われていない状況は速やかに是正されるべきであると考えておりまして必要な対応を進めてまいります」

県はこれまで大浦湾側の埋め立て工事の設計変更申請を不承認にしていたことを理由にサンゴを移植する必要性はないとしていましたが、国は去年、代執行で設計変更申請を承認しました。

関係者によりますと玉城知事は申請に応じる意向を示していて週明けにも正式に許可する方向で調整しています。