普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡り沖縄防衛局は、ジュゴンの鳴き声が確認されてから実施してきた追加調査を終了することを決めました。

2020年に名護市の大浦湾沖でジュゴンらしき鳴き声が確認されて以降、沖縄防衛局は調査範囲を久志沖まで広げ水中カメラを3台設置するなど追加調査を実施していました。

この追加調査について21日開かれた国の環境監視等委員会では3年が経過したにも関わらずジュゴンが生息する実態がないとして今月で終了することが報告され委員会もこれに同意しました。

ジュゴン巡っては2022年、名護市久志の沿岸でジュゴンの糞が採取され県は調査を広げるよう環境保全措置を求めていましたが、防衛局はこれに応じないとする見解を示しました。