さてさて今回の取材、特に「どこにいこう!」とロケ場所も決まっておらず、仕事がふと空いたその日にSNSで「どこかおいしいお店を知っていませんか? 一緒に行きましょう」と声をかけたところ、いくつかオススメ情報が。
その中から、これまで聞いたことも行ったこともないお店が。うーむこの地域はなかなか飲みに足を運んだことがない、興味津々…。
ということで、今回はこちらに行ってみました。那覇市の住宅街、曙にある「炭焼きとお酒のくしる」

外から覗ける焼き場 焼き鳥のテイクアウトも

通りに面した焼き場、そしてテイクアウトの焼き鳥などが並んでいて、まさに「焼き鳥のお店」という感じ。
さっそくお店に入ってみると、こんな看板が。

店のキャラクターだそうです

この看板を見て、お店の奥に「あいトリます〜?」と声をかけると、女性店員が笑顔で顔を出して「はいー、あいトリますよー!」と答えてくれました。
なかなか陽気で楽しい雰囲気。こういう店は間違いない!
ということで、今回はこの人と乾杯することに。

前泊憲作ちゃん一家(奥様とワラバーは隠れてます)

ワタクシの友人、美容師兼、アートディレクター前泊憲作さん、と奥様とかわいいワラバーちゃん。
憲作さんが「ここ絶対オススメです!」と、しっかり予約も取ってくれました。いやーえらいねぇ。褒めてつかわす。
ということ、早速飲み物を注文することに。

ドリンクメニュー。ほかのお酒も店内に並んでおりました
ドリンクメニュー。ほかのお酒も店内に並んでおりました

通常の居酒屋にあるメニューはほぼ押さえている印象。(ほか焼酎など は店内に並んでいたので、もしかしたら注文可能かも)

そして、メガサイズのハイボールやレモンサワーがあるのは、お酒好きにはたまらないですね。

グラスが小さいとすぐ飲み干してしまうし、おかわり何度もするのがちょっとめんどくさかったり申し訳なかったりしますもんねー(と言う発想自体が、お酒好き)

今回おじゃましたのは焼き鳥屋さんなので、乾杯はこれでしょう!というよくわからない理由で、瓶ビールを注文。

いろいろバタバタして、乾杯

憲作さんがワタクシにお酌をしてくれたんですが、泡ばっかりになったので、自分で注ぎ足して、やっと乾杯。な写真。

そうそう、このお店、どの辺がオススメなの?と憲作さんに聞くと、

「ここは焼き鳥はもちろん、特にオススメなのがチキン南蛮なんです。チキン南蛮は、この店がこの世で1番うまい」

とまで言う憲作さん。
そして、このお店は那覇市の住宅地のど真ん中の立地。なぜここに焼き鳥屋をオープンしたのですか?と店主さんに聞いてみると

「よくスーパーの駐車場などに屋台を出して焼き鳥を売るお店があるじゃないですか?そこにおろす焼き鳥に串打ちして加工する作業所が、ここだったんです。1年くらい前に作業場を改装して、客席を作って営業を始めました」

とのことでした。なるほど、焼き鳥の串打ち作業所が料理する焼き鳥、そしてチキン南蛮、期待しかないっっ!

まずお通しに、と届いたのがこちら。

とりかわの唐揚げ カリふわ!

とりかわの唐揚げ。

これがもう超絶、超絶、超絶美味!
外は超絶カリッと、中は超絶ジューシーふっくら!これを食べるためだけにでも、ここ「くしる」に通いたい!

そして、こちら!

沖縄そばの麺を使ったナポリタン

ナポリタンとポテトのプレート。
お子様連れのお客さんには、こういうプレートを日替わりで無料で提供してくれるそうです。
それはともかく、このナポリタン絶対美味しいわ。ビジュアルでわかる、お子様用じゃなかったら、手ぇのばしてるわぁ…。

続いて到着したのが、うめきゅうと、グラチキ。

いまでも思い出す、あの美味しさ

どちらも超絶、超絶おいしかった。
うめきゅうなんてどこにでもあるメニュー、と思いがちですが、結構きゅうりの主張が強すぎで薄味で、というところも少なくない。が、ここはきゅうりと梅干しと鰹節のバランスがとても良い。それだけで美味しさがこんなにかわるんだなぁ。
グラチキは、じゃがいもとチーズがたっぷり乗っていて、チキンとの相性も抜群。スコップのカタチのスプーンもかわいらしくて、子どもも大喜び。

そしてこちら。

塩加減が絶妙!

トリュフ塩のポテトフライ。

こちらも超絶、超絶…もういいすか。
コンビニやスーパーなどでトリュフ塩のポテトチップスなども販売されていますが、同じくポテトフライにトリュフ塩を合わせると、よりポテトの味わいと旨みを引き出してくれる気がします。

ここでせっかくなので、と店外に出て、焼き鳥の「焼き」を見せてもらいました。

丁寧なお仕事でした

スタッフの女性が炭火で、じんわりしっかり時間をかけて焼いています。
炭火で焼くと、赤外線の力でゆっくり熱が通るので、ほんとにふっくら中まで美味しく仕上がりますよね。

ということで、仕上がったのこちら。
ももたれ、レバーしお&たれ、そして山原産スーパーぼんじり。

三種三様の美味しさ!

ここの「もも」は、旨みと水分を中に閉じ込めて、時々焼き鳥にあるあのパサツキがまったくなく、やわらか。レバーも、塩もタレどちらも、ふっくらやわらかな食感。
こちら、どれも時間が経っても硬くなったりパサついたりせずに美味しくいただけるはず。さすが、テイクアウト専門の屋台に焼き鳥を卸していたお店です。

そして特筆すべきはこの山原産スーパーぼんじり。
店主が言うには、「ここまで大きなぼんじり、なかなか他のお店には出回らないです」とのこと。

確かに一つ一つがとにかくデカイ。ちょっと大きめのいちごくらいのサイズ感。通常のぼんじりは、お店によっては「あれ?鶏皮かな」くらいの場合もありますが、ここではほんとに大きくて脂の乗ったぼんじりがいただけます。
世界ぼんじり大好き協会の皆様、ぜひこのお店にいらっしゃいませ。そんな協会ない、というならワタクシが設立しましょう。会長には、ここの店主を勝手に任命します。

そしてお待ち兼ねの、「オススメくしるのチキンタルタル南蛮」が到着。

ウワサの、チキンタルタル南蛮

一口食べてなるほど、…これは確かに、これまで食べたチキン南蛮の中で1番かもしれん!
 というのも、チキン南蛮と言えば、チキンをふっくらした衣で揚げて、甘酢をかけた後、タルタルソース、という感じですが、食べすすめていくうちに、ふっくらな衣がチキンよりメインに居座って、お腹に重くたまることもあります。
ですが、こちらチキン南蛮は、チキンをカリッと揚げているのが特徴。カリッとした食感の上に卵とマヨネーズたっぷりのソース、このバランスが本当によろしい、そして軽くいただけます! ひと口食べて、すぐおかわりを注文しようとしたほど(いや本当に!)

そのほかにもいろいろいただきましたが、そのすべてがおいしかった。
そしてワタクシ、取材そっちのけで憲作さんのワラバーとずっと遊んでました。お子さんにも優しいお店なので、家族連れでもぜひきてくださーい!

こちらの焼き場が目印!

Information

炭焼とお酒の くしる
住所
沖縄県那覇市曙2-22-36
電話番号
098-866-3982
営業時間
17:00〜24:00
定休日
月曜
駐車場
あり
カード
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