お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が12日、都内で行われたライブイベント『五木ひろし50th Anniversary ITSUKIフェス』に登場。ラジオをきっかけに、五木ひろしから名刺も作ってもらうほど、関係が急速に深まった五木プロモーションの“営業部長”である岡村が、開会宣言、コーナーのMC、武田真治とのサックス競演など、大活躍を見せた。

 岡村が単独で『ANN』パーソナリティーを務めていた際、リスナーからのハガキをきっかけに、五木がカバーした楽曲「TRY ME〜私を信じて〜」が番組でブレイク。ことあるごとにオンエアしていたため、2018年の『紅白歌合戦』の打ち上げの席で、岡村が五木に出演をオファー。五木も快諾したことから、19年10月に横浜アリーナで行われた『岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭2019』に出演を果たした。

 五木と岡村との交流はその後も続き、昨年末『第70回NHK紅白歌合戦』に五木が出場した際には、曲の途中で岡村が乱入。サックスで参加していた武田の席を奪って、五木とセッションを開始した岡村は、存分に『紅白』のステージを楽しんだ。さらに、昨年には『ナイナイANN』にもゲスト出演し、カラオケ企画で矢部浩之と対決を行った。

 こうした経緯から、この日のライブで五木は「僕、好きなのよ。うちの玄関にずっと飾っておきたい。玄関だとあれだったら、リビングに飾りたい」と“岡村愛”をアピール。岡村は、そうそうたるアーティストが並ぶ中で「五木せんせい(先生・宣誓)、我々はアーティスト精神にのっとり、ステキな曲とステキな歌声でみなさんを魅了していきたいというふうに思います。この五木フェス、最後までゆっくりと楽しんでいただけたらなと思います。何も考えてなくて申し訳ございませんでした。宣誓と五木先生をかけさせていただきました」と緊張しながらも開会を宣言した。

 前半が終了して休けいを挟んだ直後には、岡村がひとりメガネ姿で登場し「五木フェス、すべてを取り仕切る、この道ひとすじ、55年。五木先生と二人三脚で乗り越えて参りました。営業部長の岡村隆史でございます」とコーナーのMCに。「思い起こせば、私が有楽町をふらふらと歩いておりましたら、五木先生に一緒にやらないかと声をかけていただきまして…。五木先生には頭が上がらないです」と振り返りながら「今回はいろんな90年代のJ-POPシーンを席巻した、五木プロモーションのアーティストを紹介していきたいと思います。まずは私が沖縄で発掘いたしまして、私が育て上げ、私がプロデュースした弟分のような存在です」とコーナーの趣旨にのっとって、DA PUMPを呼び込んだ。

 あくまで、五木プロモーション所属という設定で話し続ける上に、DA PUMPを「ダ」と「パンプ」との間に十分に間をとって発音し、自身のことを名字で呼んでくる岡村にISSAがツッコミ。和やかなムードの中、続いてはももいろクローバーZが“ももいろクローバーMAX”として登場を果たした。岡村とももクロとの間にも、ラジオにまつわる“奇縁”がある。過去の『岡村歌謡祭』で、グッズとして販売したスマホスタンドの在庫が余った際、岡村の枠で特番をしていたという“縁”をたどって、ももクロがイベントで在庫を販売し、無事完売にこじつけた。

 岡村が「ももいろクローバーMAXさんにはお世話になりまして。売れ残ったグッズを買い取っていただきました」と感謝を伝えると、百田夏菜子が「実は今回初めてお会いするんですよ。ごあいさつなどはあったのですが、ちゃんとこうしてお話するのは、はじめましてなんですけど、なぜか岡村さんの売れないグッズを売らされるということがありまして(笑)」と経緯を振り返り、高城れにが「これを機に、私たちと仲良くやっていただいて」と呼びかけるなど、このフェスが新たな関係も作り上げた。

 コーナーのトリを務めた五木は真っ白な衣装で「TRY ME〜私を信じて〜」を熱唱。五木は「岡村部長、だいたいこの歌を探してきたのはあなたなんですよ。自分のラジオでずっとかけていたから」と笑みを浮かべながら「もう僕の歌ですから、当然です。岡村部長が出てくれば、必ず『TRY ME』につながってきますから」と声を弾ませた。その後は、五木の“こぶし”の動作を身につけるため、DA PUMP・ももクロとともに「横浜たそがれ」の冒頭部分を使って、披露するという時間も設けられた。五木は「こぶしというものをアドバイスしてくれたのも、岡村部長なんですよ(笑)。私は遠慮気味でこぶしを握っていたんですけど、それをもっともっとって言ってくれて」とその場のノリを踏まえたコメントで笑いを誘った。

 さらに、五木と武田がサックスで競演するパートには、岡村も曲の合間でサックスを持って現れて、こっそりと参加。五木から「これからも精進してください(笑)。吹けるようになったらね、3人でトリプルサックスいけるじゃないですか。『紅白』から、そのサックスを1年半もしまっていたって言うけど、月に1回は必ず開けて吹く、それをやってください」と“うれしい言葉”も飛び出していた。イベントにはそのほか、清塚信也、村治佳織、横山剣も出演。最後は、出演者全員で五木の新曲「日本に生まれてよかった」を歌った。