実業家の堀江貴文氏が17日、都内で行われた『別府温泉ぶっかけフェス』記者会見に登壇した。

 『別府温泉ぶっかけフェス』は、堀江氏が「別府市の長野市長(現職)と会った時にアイデアが生まれた」という大型音楽フェス。およそ1000トンのお湯と音楽を浴びながら、仲間たちと飲食を楽しむことができ、「準備期間2ヶ月だった」という昨年、初開催にもかかわらず1日約4000人を動員。今年も8月31日、9月1日の2日間にわたって、大分・別府スパビーチで開催が決定した。

 実行委員長を務める堀江氏は、「別府は世界一の“入れる”温泉湧出量。24時間湧き続けるので、通常使いきれていない温泉がございます。通常は、そのまま海に放出するわけにいかないので、温度を下げて行政が処理にまぁまぁなお金をかけて、海洋放出しているのですが、その温泉水を活用してこのフェスは開催されます。なので非常にサステナブルなイベントとなっています。本イベントを通じて日本が誇る温泉地・別府の振興に貢献していこうということでございます」と意義を話した。

 また、チケットがふるさと納税の返礼品にもなっているといい、昨年は別府市に約600万円が寄せられた。堀江氏は「今年も1000万円を超える額を寄付できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 出演アーティストは先月末に、第1弾アーティストとしてMINMI、マーク・パンサー with パークマンサー、nobodyknows+、DJダイノジ、西野亮廣、ケンチンミン、THE BONNERS produced by FISHBOY、ずま(虹色侍)、ペルピンズ、リアルピース、財部亮治、BURLESQUE TOKYO DANCERS、TEASOBI、澤田拓郎(MCハイラム)を発表。これ以外にも「現在発表しているアーティストの倍以上の方々と最終調整をしています。今後、第2弾、第3弾を発表予定です」とさらなるアーティストの参加も示唆。「ただただ聞くだけで、ぶっかけられるだけではない体験型、参加型の取り組みもたくさん用意しようと思っています」とも明かした。

 会見終盤にはYouTubeで会見を見ていた視聴者から「昨年の『BEPPU ONSEN SHOWER FES. 2023』から名称を変更したのはなぜですか?」と名称変更の理由を問われると「『BEPPU ONSEN SHOWER FES』は略すと『BOSF』ですごくいいにくい。『BOBフェス』の方が言いやすいなと。ずっと続くと定着しちゃうので、今年のうちに変えちゃおうと。単純にわかりやすさ、呼びやすさですね」と説明した。