元乃木坂46の高山一実(30)と西野七瀬(29)が18日、都内で行われた映画『トラぺジウム』公開御礼舞台あいさつに登壇した。

 高山のデビュー小説である原作『トラペジウム』は、アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を開始し、2018年には単行本化。トップアイドルグループのメンバーとして活動してきた高山自身の経験や葛藤が込められた内容で、瑞々しくもリアリティーと熱量に満ちた文章で反響を呼び、累計30万部の大ヒットを達成した。

 高山と西野は、主人公・東ゆう(結川あさき)たちがボランティア活動で親交を深める伊丹秀一(内村光良)の仲間のおじいさんの声を担当した。西野はオファーを受けた当時を振り返り「笑っちゃいました、おじいさん?って」と率直な思いを告白。「かずみんと2人でと聞いて一緒にだったら心強いかもって思いまして、『やりたいです』って答えました」と明かした。

 「当時(乃木坂46活動時)は、おばあさんの声まねをしていた」という2人は、今作のアフレコも2人で行ったそう。西野は「(高見が)隣にいるから笑いながらできた」と感謝し、「もっと高みを目指したかった」と意欲の高さを見せた。

 さらに、西野は東西南北のどのアイドルに似ているか問われた高山は「どこにもいない」と回答。「センターにいるべくしている人」とアイドルとしての西野を絶賛した。

 会見には、結川、内村も登壇した。