俳優の杉咲花が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜 後10:00)第6話が20日に放送されるのを前に、麻酔科医・成増貴子役の野呂佳代からコメントが届いた。

 講談社『モーニング』で連載中の同名漫画を、主人公を変更して実写化。“記憶喪失の脳外科医”川内ミヤビ(杉咲)が、目の前の患者を全力で救い、自身も再生していく医療ヒューマンストーリー。消えた2年間の記憶をめぐるミステリーも見どころとなる。

■野呂佳代 コメント全文

―- 野呂さんが思う『アンメット』の魅力や好きなシーンを教えてください。

ミヤビの症状やこれまでの物語をそのまま受け止めてしまうと、やはり少し暗い気持ちになったりしてしまうかもしれないですが、『アンメット』は、ミヤビの明るく前向きな性格や、ミヤビを囲む周りの仲間たちがみんなで同じ方向を向いているところがとてもいいなと思いました。医者や看護師の仲間たちということもあり、みんなで落ち込まずに冷静に見守れるところも、この物語の明るく素敵な魅力的な部分なのだと思います。私が好きなシーンは、よく集まるたかみ(居酒屋)で、ミヤビの病気とも明るく向き合ってる仲間たちとの会話や、あーだこーだと楽しく宴会をしているにもかかわらず、仕事に戻るとみんなが冷静に医療従事者として接しているギャップが、演じていてもとても好きなところです。医療シーンを作るにあたっても、みんなそれぞれ専門の先生から勉強して挑んでいるので、それぞれの役割も注目していただきたいです。

―- これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか?麻酔科医・成増を演じるにあたり意識していること、参考にしたことはありますか?

よく視聴者の皆さんには、「安心感」というワードのコメントをしていただいているようで、非常にありがたい限りだなと思います。『アンメット』以外のお仕事現場でも、とっても面白いドラマだねぇと言っていただいております。そして、安心感あるよという言葉をいただきました。
私も、麻酔科医 成増貴子さんを演じるにあたり、自分なりに麻酔科医業務内容や、心持ち、どんな人が向いているのかなど調べまして、現場に来てくださっている麻酔科医の先生に毎回教わっている中で、また更に業務内容、所作、心持ちなど教えていただいて、役作りさせていただいてます。父が、病院の中で理美容室をやっていまして、芸能界に入る前によく手伝いをしていました。今でも行ける時は手伝いをしていますが、そこで見かける看護師さん、医療事務の皆さん、先生方の動きを拝見する機会が多く、それも役作りの勉強になっています。

―- 撮影現場での思い出深いエピソードを教えてください。

みんなとは空き時間に楽しくお話をして、ゲラゲラと笑って過ごしています!はなちゃん、りゅぴっぴ(若葉竜也)とは、浅草で大衆演劇を見てご飯食べようという話で盛り上がってます!若葉さんはたまにグミをくれようとするのですが、必ず手のひら全体でグミをぎゅうっと握りしめて渡してきます。山谷(花純)さんは、私のお仕事を褒めてくれて(涙)。とてもうれしかったです。居酒屋のシーンでは、本番以外ではだいたい出ているお料理を食べているなという印象です!バクって効果音をつけていたくらい食べてます。一度食べ過ぎでズボンのホックを緩めていたような、、、けどとっても美人で、笑顔が素敵で、サバっとしていて頼りになる存在です。

尾崎(匠海)くんは、やはり面白いです。まだまだだな!(笑)と思うところもあれば、振る舞いが大人でえらいなぁと思うことがあります。とても勉強家で、よくみんなの作品を見ては感想を述べたりしています。演技も若葉くんや千葉(雄大)くんにアドバイスを受けながら、即実践してみる!というところに、素直さと素敵さを感じています。忙しいと思うけれど、なんでも吸収しようという前向きな仕事への姿勢が推せます!ファンの方もきっとそんな尾崎くんを応援しているんでしょうね!尾崎くんが現場にいるとみんなの張り詰めている気持ちが和らぐと思います。

―- 『アンメット』の現場で好きなところ、またはここが特別だなと思うところがあれば教えてください。

ここは『アンメット』ならではだなと強く感じることは、みんなで縫合の練習をしながらお話しているところです。私は、縫合とは関係のない人物ではありますが、はなちゃんが数ある中の1つのキットを貸してくれて、やってます(笑)。仕事中ではありますが、みんなプライベートも医学生のような感覚でいられるところが面白いなって思います。本当の医学生は、もっともっと大変だと思いますが。

―- 視聴者へのメッセージをお願いします。

アンメット毎週楽しみにしてくださっている皆さま、ありがとうございます。原作を読んでる方は、成増はイメージが少し違うかと思いますが、読んだことない方も原作もぜひ読んでもらって両方合わせると面白さが倍増すると思います。今後の物語もお楽しみにしていてください。