3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEが20日、映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)主題歌「Dear」を配信リリースし、あわせてミュージックビデオ(MV)を公開した。

 壮大なアレンジと骨太なバンドサウンドで鳴らす同曲は、繊細さと雄大さ、優しさと力強さをあわせ持つ。「左胸の鼓動を感じてる/右の脳で明日を夢見てる/小さな掌の中で/私は夢を握ってる」と歌い、生きることのすばらしさ、一歩ずつでも前へ進むことの大切さを讃える。

 映画監督の山戸結希氏が手がけたMVは、主人公の少女を軸としたストーリーと、バンド演奏シーンで構成。MVでバンド編成での演奏シーンをフィーチャーしたのは、「インフェルノ」(2019年)以来約5年ぶりとなった。SNSでは大森元貴(Vo)の役どころにさまざまな考察があがっている。

 大泉洋主演の映画『ディア・ファミリー』は、生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に「余命10年」の宣告が突き付けられる。どこの医療機関でも治すことができない絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政が、娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始める。その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた秘話を、月川翔監督が実写映画化する。