昨年『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大ヒットしたイルミネーション・エンターテインメントの記念すべき1作目『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)シリーズの最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』が7月19日より全国公開される。本作に登場する新キャラクターの吹替声優として、片岡愛之助、山田杏奈の参加が発表された。

 愛之助が演じるのは、グルーの高校時代の同級生にして因縁のライバルであり、グルーファミリーを恐怖に陥れる超宿敵のマキシム・ル・マル。今回吹替えのオファーが来たときの気持ちを愛之助は「え!?ミニオンに出演させていただけるんですか!?と驚きました」と語るとともに「小さなお子様からお年を召した方まで、これほどまで幅広い年齢層に楽しんでいただける作品は、なかなかないと思います」と、『怪盗グルー』シリーズの印象を語り、14年に渡り主役のグルー役を演じている笑福亭鶴瓶の印象については「久しくお会いできていなかったので、こういった形で共演することができて、非常にうれしくありがたいと思っています」と明かした。

 山田は、大悪党を夢見る中学生でグルーに急接近する少女、ポピーを演じる。今作が吹替初挑戦となった山田は、アフレコについて「ここ数年で一番緊張した仕事でした。映像に声を吹き込むことが楽しいと分かりましたし、自分の中で試行錯誤しました」と気明かし、「怪盗グルーは小さな時から観ていた作品でしたし、ミニオンはすごくかわいらしくて目が離せなくなるキャラクターが特徴だと思っていたので、そこに参加させてもらえるのはすごく光栄なことだと思いました」と『怪盗グルー』シリーズへの想いをコメント。

 またタイトルの”超変身”にちなみ、ポピー役を通じて変化はあったのか問われると「ポピーは青春時代の目標というか、こうなりたいという姿が大悪党というちょっと変わった子なのですが、夢に向かって頑張る、ただひたすらにそこに向かって突き進んでいくポピーの姿がすごくキラキラして見えて、自分自身もこうなりたい気持ちを持ち続けていたいと考えるようになりました」と語った。

 マキシム役を演じる愛之助とポピー役の山田に対し、グルー役の笑福亭鶴瓶からもメッセージが到着。本シリーズに初参加の愛之助へは「最初、愛之助ってわからんくらい自然にマキシムにハマってるし、こういう悪役好きそうやな〜。実写版マキシム役、スーパー歌舞伎でもやるかもしれんな(笑)」、吹替初挑戦の山田へは「ポピーのミステリアスで生意気なキャラにピタッとハマってる。グルー大丈夫かな?って心配になったくらい。でもそのくらい山田さん、ポピーにピッタリ!」とエールを送っている。

■“超新化”したミニオン「メガミニオン」たちの破天荒な活躍を期待させる予告映像(吹替版)も解禁

 黒いサングラスにブラックスーツというエージェント風の衣装に身を包んだミニオンたちを引き連れたグルーが向かうのは、高校の同窓会。かつてのライバルだったマキシムと久々の再会を果たしたグルーだったが、どうやらマキシムはグルーに相当な恨みがある様子!?グルーと妻のルーシーと、マーゴ、イディス、アグネスの三姉妹、そして新たに誕生したグルーJr.を加えたグルーファミリーは、復讐を誓うマキシムに命を狙われる羽目になってしまう!

 新たな町に引っ越し、正体がバレないよう名前も身分も変えて生活していくことになったグルーファミリーだが、そこにグルーの正体を知るという悪党を夢みる少女・ポピーが急接近してくる…。そんなグルーの危機に立ち上がったのは…!?

 カラダが岩のように“超強固”なメガジェリー、真っ赤なレーザービームを地面に向かって勢いよく放ち、何でも焼き付くす“超発射”パワーのメガメル、重いものなら何でもおまかせのパワーの持ち主“超怪力”のメガデイブ、マッハスピードでひとっ飛び“超高速飛行”パワーのメガガス、手足をゴムのように自由自在に“超伸縮”できるパワーの持ち主メガティム。どこからどう見ても超最強な姿のミニオンたちは、そのスーパーパワーを駆使して見事グルーファミリーを助けることができるのか!?『怪盗グルーのミニオン超変身』のタイトルに隠された秘密の一部が明らかになる予告編となっている。