俳優・大泉洋主演の映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の主題歌、Mrs. GREEN APPLEの「Dear」(デジタルシングル配信中)に心震える、これまでの予告映像では明かされてこなかった本編映像を用いた主題歌PVが解禁となった。

 生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。

 娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、その後、世界で17万人もの命を救い、今なお広がり続けるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させたその秘話を月川翔監督が実写映画化。坪井宣政役を大泉、宣政を支える妻を菅野美穂、心臓疾患を持つ佳美を福本莉子、家族を支える姉妹を川栄李奈、新井美羽が演じる。

 そして、ミセスによる主題歌「Dear」は、不可能なことを成し遂げようとどんな時も歩みを止めない家族の背中を押すような前向きな歌詞と、壮大なアレンジが印象的で話題となっている。

 「お父さんは絶対に何事もあきらめない人です」―――幼いころの佳美が日記に書き留めた言葉から始まる主題歌PVは、医療知識も全くなく研究費用もすべて自腹でも、愛する娘の未来を変えようと奮闘する坪井家の家族の姿や、人工心臓の研究課程で出会うさまざまな人々の姿が描かれている。

 常に佳美のことを考えて、もがきながらも前に進んでいく夫婦、愛情深く支える姉妹、つかのまの家族団らんなど温かさあふれる家族のシーンはもちろん、悔しさから流れる涙、それでもあきらめないと決意し突き進む“家族の愛”を、Mrs. GREEN APPLEが生み出した名曲「Dear」が持つ力強さと、「左胸の鼓動を感じてる 右の脳で明日を夢見てる」という前向きに突き進む歌詞が彩る。