動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で6月5日より配信開始となる新作ドラマシリーズ『スター・ウォーズ:アコライト』に、ジェダイ・マスターのソル役で出演する韓国俳優イ・ジョンジェの特別映像が解禁となった。

 『アコライト』の舞台は、正義の守護者ジェダイが銀河に多く存在し、戦争もなく平和であった“光”の時代。ある日、ジェダイの一人が殺害される事件が発生。真相を追うために動きだしたジェダイ・マスターのソルはかつて自分の弟子であった主人公メイと再会することで密かに動きだしていた“巨大な闇”に立ち向かうことになる。

 主演を務めた韓国ドラマ『イカゲーム』が世界的大ヒットとなり、「第74 回エミー賞」でアジア人初となる主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げる一方、初監督を務めた『ハント』がカンヌを筆頭に世界中の映画祭への出品されるなど、俳優・監督として目覚ましい活躍を見せるイ・ジョンジェ。その勢いは、「はるか彼方の銀河系」にまで及び、「スター・ウォーズ」の新たなキャラクター、ソルが誕生した。

 解禁された映像では30年以上のキャリアを持ち、「スター・ウォーズ」が世界中に社会現象を起こす様子をリアルタイムで目撃してきたイ・ジョンジェが「『スター・ウォーズ』に出演できるなんていまだに信じられないです。子どもの頃初めて映画館で観て圧倒されたことを今でも覚えています」と、喜びのコメントで幕を開ける。

 そんなイ・ジョンジェは自身が演じたソルについて「ソルは非常に強い責任感を持つキャラクターです。高度な技術を持つジェダイ・マスターですが平和のためなら全てを懸ける覚悟のある人物です」と解説。さらに「ソルは何としてでも感情を出さずに本当の気持ちを隠そうとするのです」と意味深に語るように、ソルは聡明で強力なフォースの力を持つ〈ジェダイ黄金期〉を生きたジェダイとして尊敬を集める一方で、内面に葛藤を抱えた複雑なキャラクターとして描かれる。

 これまでさまざまなアクションをこなしてきたイ・ジョンジェだが「韓国でも剣術のアクションシーンの経験はたくさんありましたが、ライトセーバーのスキルは全く違うユニークな挑戦とすぐに気づきました」と語り、撮影前にライトセーバーを手に徹底的なトレーニングを積んでいる様子も映し出される。若いジェダイの先頭に立ちライトセーバーを構えるソルを映し出すシーンからも、忍び寄る〈ダークサイド〉を前にしたソルが死闘を繰り広げることに期待が高まる。

 監督を務めるレスリー・ヘッドランドは「イカゲーム」を観てイ・ジョンジェに一目ぼれし、熱烈なオファーを出したことを明かしており「イ・ジョンジェは圧倒的な存在感を放つこともでき、一瞬で心を打つ演技に切り替えることができる数少ない俳優」と絶賛し、抜てきした理由を明かしている。

 そんなイ・ジョンジェが満を持して演じるソルが映像内で「お前はジェダイの武器を持っている。だがジェダイではない」と警告を送る赤いライトセーバーを持つ謎のキャラクターは一体何者なのか?

 「スター・ウォーズ」シリーズのはじまりの時代、<ジェダイ黄金期>と<シスの誕生>に迫る『アコライト』は、正史を語るうえで絶対に欠かせない最重要作となるに違いない。