「先生、そいつはタオル屋の娘です」

 子どもは親の背中をみて育つと言いますが、親の職業が幼少期から子どもに影響を及ぼすこともあるようです。

 愛媛県今治市にあるコンテックス株式会社の公式Twitterに投稿されたのは、運用担当者の2歳になる娘さんが保育園から持たされた連絡帳の1ページ。その日に園であった出来事を保育士さんが書き込んでいます。

「(保育園の)部屋でもタオルや脱いだ後の服を畳んでます。タオルはけっこう気になるようで端と端をきっちりとあわせようと何度もやり直しています」

 一見すると、日常の何気ないエピソードのようですが、実はこの子の父は今治タオルなどを製造販売するタオルメーカー「コンテックス株式会社」の社員(Twitter担当者)。タオル製造はTwitter担当者にとって家業でありつつ、現在は営業兼Twitter担当として、一般社員同様に働いています。

 そうとは知らない保育士さんが書いた内容に、中の人は思わず「先生、そいつはタオル屋の娘です」とツッコミを入れています。

タオル屋の娘です

■ Twitter担当者はサウナグッズ「MOKU・今治ハット」開発者

 コンテックスでは、サウナグッズ「MOKU・今治ハット」も手掛けており、開発を担当したTwitter担当者の自宅には試作品を含めおびただしい量のタオルがあるそうです。

 さらに娘さんには小さなころからタオルを使った手作り玩具などを与えていたそうで、「タオルへの親しみは生まれやすい環境かもしれない」と語ります。

■ 家でもタオルの畳みかたにこだわりをみせる娘さん

 また、Twitter担当者自身がサウナフリークということもあり、1日に洗濯するタオルの量は一般家庭よりも多いそう。娘さんは1歳半頃から自然とタオル畳みを手伝うようになり、畳み始めると熱中して何度もやり直すそうです。

 自分の理想の畳みかたがあるようで、思うようにできないと癇癪を起こすこともあるのだとか。かといって大人が手伝おうとすると、「タオル屋の娘」としてのプライドからか怒ってしまうそうです。

 また、言葉を覚えたての頃に、「パパ」「ママ」「わんわん」の次に発した言葉はなぜか「タオル」。父であるTwitter担当者は困惑したそうですが、このエピソードからも娘さんのタオル愛が伝わってきます。

 将来は父の後を継いで「タオル屋」になるのでしょうか?娘さんの将来が楽しみです。

<記事化協力>
コンテックス株式会社【公式】(@kontex_towel)

(一柳ひとみ)