新型コロナウイルス感染症の影響によって不要不急の外出が困難であるいま、「ベランピング」という新しいキャンプが注目を集めている。このベランピングとは、ベランダで行うおしゃれで華やかなキャンプのことであり、低予算で気軽に実施できるという魅力がある。また、自宅のベランダで行うことから、アウトドア初心者でも簡単に行えるはずだ。

そこで本記事では、ベランピングの基礎概要や魅力的にする工夫、おすすめグッズを解説する。最後まで読めば、ベランピングの魅力を理解できた上で、すぐにベランピングを始められるはずだ。

ベランピングとは?

ベランピングとは、魅力的という意味を持つ「グラマラス」と「ベランダ」を合わせた造語であり、ベランダで行う華やかなキャンプのことを指す。

以前に「グラマラス」と「キャンピング」を組み合わせた「グランピング」という造語が話題となった。グランピングとは、テント設営や食事の準備を必要としない、手ぶらで行える新しいキャンプスタイルのことだ。

このグランピングをもっと手軽に楽しみたい、ということで生まれたのがベランピングである。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ベランピングはいま非常に注目を集めている。

ベランピングの魅力3つ

自宅のベランダで行えるベランピングには3つの魅力がある。1つずつ順番に確認して、ベランピングの良さを理解しよう。

気軽にキャンプを行える

ベランピングの魅力1つ目は、気軽にキャンプを行えることだ。本格的なキャンプを行うとなれば、キャンプ用品の準備や食材の仕込み、キャンプ場所の確保など、いくつもの手間が発生する。それらの手間もキャンプの醍醐味ではあるものの、時間と労力が必要になってしまう。

一方、自宅のベランダで実施できるベランピングであれば、キャンプのルールやスタイルが自由であり、手間のかかる準備は不要である。そのため、仕事などでまとまった時間が取れない方でも、自宅で気軽にアウトドア特有の雰囲気を味わうことができる。

費用を抑えられる

ベランピングの魅力2つ目は、費用を抑えられることだ。ベランピングは自宅のベランダで行うことから、食事や就寝に必要な道具はある程度揃っている。ベランピングに必要な道具は追加で購入するだけなので、1からすべて揃えなければならないキャンプと比べて費用を大幅に抑えられるのだ。

アウトドア初心者でも楽しめる

ベランピングはアウトドア初心者でも楽しむことが可能だ。自宅で実施するベランピングは難易度が低く、楽しむための準備は意外と簡単である。また、ほかのキャンパーの目を気にする必要がないので、自身のペースでキャンプを楽しむことができる。

ベランピングを行う上での注意点2つ

ここまで、ベランピングの基礎概要や魅力を解説した。続いて、ベランピングを行う上での注意点を2つ見ていこう。安全にベランピングを実施するためにも必ず押さえておこう。

ベランピングを実施して良いのか確認する

マンションやアパートで行う場合、ベランピングを実施して良いのか確認を取ろう。ベランピングは気軽に行えるといっても、引火や発火の恐れがあるためだ。

また、騒音やニオイの関係により、建物の規約でベランピング自体が禁止されていることもある。それらのことから、建物の管理会社にベランピングを実施して良いのか事前に問い合わせよう。

近所迷惑に気をつける

ベランピングを行う際には近所迷惑に気をつけよう。管理会社から許可を得たとしても、話し声や食べ物のニオイなど、同じ建物の住人に迷惑がかかる可能性がある。また、火を用いる場合は煙が発生するため、特に気をつけなければならない。

なお、一軒家であったとしても、料理のニオイや煙は近隣住民の迷惑となるため、ある程度の配慮は必要不可欠である。そのためベランピングは自分都合で行わず、必ず近所迷惑に注意しながら実施しよう。

ベランピングにおける3つの楽しみ方

ベランピングを行う上での注意点は理解できただろうか?次に、ベランピングの楽しみ方を3つ解説する。本項の方法を実行すれば、初めてベランピングを行う方でも心から楽しめるはずだ。

食事や酒を堪能する

自分好みの食事や酒を用意してベランピングを楽しもう。パエリアやアヒージョ、ローストチキンなど、ベランピングに合わせた料理が好ましい。

また、一軒家でバーベキューが可能であれば、電気やガスを使うグリルを用意してバーベキューを行うのも良いだろう。キャンプ気分を堪能できるはずだ。

ゆったりとリラックスする

ゆったりと過ごすのもベランピングにおける楽しみ方の1つだ。ハンモックやアウトドアチェアに揺られながら、読書や昼寝でのんびりとリラックスしよう。夜には天体観測などで家族と静かに過ごすのもおすすめだ。

DIYで工夫する

ベランピングはDIYで工夫をして楽しもう。DIYとは、「do it yourself」の略称であり、素人がアイテムを作成したり修繕したりすることだ。自分好みのキャンプ用品を作ってベランピングを盛り上げよう。また、ガーデニングなどでベランピングを楽しむのも良いだろう。

ベランピングを魅力的にする3つの工夫

前項では、ベランピングにおける楽しみ方を解説した。ベランピングの理解がさらに深まったはずだ。続いて、ベランピングを魅力的にする工夫を3つ見ていこう。家族や友人と行うベランピングを盛り上げるためにも、ぜひ参考にしてみてほしい。

本格的なアイテムを揃える

自宅で行うキャンプだからといって手抜きをせずに、本格的なアイテムを揃えよう。自分好みのキャンプ用品を購入するのも良いし、DIYで作成するのも良いだろう。どうせベランピングを実施するなら、テントやタープ、ランタンなどを取り揃えて本格的に演出しよう。

人工芝を用意する

大抵のベランダはコンクリートがむき出しになっているため、人工芝を用意しよう。人工芝をベランダに敷き詰めれば、キャンプ場の雰囲気に近づくはずだ。また、足の汚れを気にすることなくベランピングを楽しむことができる。

植物を周りに設置する

ベランダの手すりや柵に植物を設置することで、さらに魅力的なベランピングが行える。また、室外機はキャンプとミスマッチであるため、観葉植物などを置けばうまくカバーできるだろう。アウトドア特有の雰囲気を作れるだけでなく、気分もリラックスできるはずだ。

ベランピングで用意すべきおすすめグッズ6選

ベランピングを魅力的にする工夫がわかったところで、用意すべきグッズを6つ紹介しよう。これからベランピングを始める方は、ぜひ参考にしてみてほしい。なお、用意すべきグッズは下記の6つがあげられる。

  • テント
  • タープ
  • レジャーシート
  • テーブル・チェア
  • ハンモック
  • ランタン

1つずつ詳しく見ていこう。

テント

ベランピングで用意すべきグッズ1つ目は、アウトドアの気分を際立たせる「テント」だ。キャンプ用品で定番のテントを用意することで、キャンプの雰囲気を作り出せるだろう。

なお、ベランダに広いスペースがあれば本格的な大きいテントを用意すべきだが、あまりスペースがない場合は小さいテントを選ぼう。小さめのテントでも非日常感を味わうことは十分可能だ。

テントのおすすめ製品は「BUNDOK ソロドーム 1」である。1人用の小さめのテントなので、ベランピングにぴったりの製品だ。また、高い通気性が確保されており、快適な空間を作り出せる。

ちなみに、小さめのテントとして「ワンタッチテント」という種類もある。1〜2人用の小さいテントであり、簡単に設置することができる。このワンタッチテントは過去に解説した「ワンタッチテントおすすめ21選!1人・2人・ファミリー向けも」で紹介している。

タープ

ベランピングで用意すべきグッズ2つ目は、日差しや風を防いでくれる「タープ」だ。ベランダが狭くてテントを置けなかった場合でも、タープを設置すればキャンプ気分を味わえるだろう。

ただし、タープには大きめのサイズや設営が難しい種類もあるため、購入する際は小さめの簡単に設営できるタープを選択しよう。特にアウトドア初心者の方は注意が必要だ。

タープのおすすめ製品としては「DOD ムゲンタープ」があげられる。ファスナーで連結することによってサイズを調整できる。例えば、1枚でソロサイズ、2枚でファミリーサイズといった具合だ。ベランダの大きさに合わせて自由にカスタマイズしよう。

レジャーシート

ベランピングを実施する際には「レジャーシート」も用意しておこう。ベランダは基本的にコンクリートがむき出しなので、レジャーシートを敷くことで非日常感を演出できる。また、足が汚れにくくなるほか、クッションなどを置いて休憩スペースとしても利用可能だ。

レジャーシートの価格はそれほど高くないため、予算を抑えたい方にもおすすめのグッズだ。なお、自宅にブルーシートがある場合、レジャーシートの代わりとして使用できる。

レジャーシートのおすすめ製品は「YOU+ レジャーシート」だ。表地・中地・裏地の3層構造になっており、座り心地が良くて耐水性も高い。機能性に優れたレジャーシートがほしいという方におすすめの製品だ。

テーブル・チェア

ベランピングで用意すべきグッズ4つ目として、「テーブル・チェア」があげられる。食事やリラックスの際に役立つだけでなく、雰囲気作りの効果にも期待できる。ただし、テーブルとチェアをそれぞれ用意する場合、それ相応のスペースが必要となる。そのため、ベランダのスペースに合わせて製品を選択しよう。

なお、アウトドア用のテーブルとチェアであれば、折りたたみ可能で収納が便利であるほか、雰囲気をさらに高めることができる。

テーブルとチェアをセットで購入するなら、「不二貿易 ガーデン3点セット」がおすすめだ。アウトドアテーブル1つとアウトドアチェア2つがセットになった製品なので、これ1つでベランピングを満喫できる。折りたたみ式でもあるため、本格的なキャンプにも使用可能である。

ハンモック

キャンプといえば「ハンモック」をイメージする方も多いだろう。このハンモックを設置すれば、より一層気分が高まるはずだ。また、ベランダでゆったりと読書や昼寝を行えるため、ベランピングでリラックスしたい方はぜひハンモックを用意しよう。

さらに自立式のハンモックの場合、ベランピングだけでなく室内でも利用できる。ハンモックがない場合は背の低いコットで代用しよう。

ハンモックでおすすめの製品は「ロゴス スタンドハンモック」だ。メッシュ素材なので、夏でも快適に使用できる。組み立て式で持ち運びしやすいことから、ベランピング以外にもアウトドアで活用可能だ。

ランタン

ベランピングで用意すべきグッズ6つ目は「ランタン」だ。夜にベランピングを楽しむ場合はランタンを用意して暗闇を照らそう。特にキャンドルを用いるランタンであれば、キャンプの雰囲気に近づけることができる。

しかし、マンションやアパートでは火を使用できないことが多いため、キャンドルを用いるランタンはあまり向いていない。その場合は電池式のLEDランタンを用意しよう。LEDランタンであれば、火を使わないことから熱によるやけどの心配が不要だ。また、火事の危険性もないため安心して使用できる。

なお、LEDランタンについて詳しく知りたい方は「アウトドアにおけるマストアイテム「LEDランタン」|従来のランタンとの違いとは?」をチェックしよう。

おすすめのLEDランタンとしては「Lighting EVER LEDランタン」があげられる。サイズは比較的に小さいが、周辺を照らす明るさは十分すぎるくらいだ。また、LEDランタンの中では非常に安価であるため、予算を抑えたい方にもおすすめ。ベランピングに使用するだけでなく、災害時の備えとして持っておくのも良いだろう。

まとめ

本記事では、ベランピングの基礎概要、楽しみ方や魅力的にする工夫、おすすめグッズを解説した。

ベランピングはベランダで行う華やかなキャンプであり、アウトドア初心者でも気軽に実施できる。ただし、騒音や煙、ニオイなどによる近所迷惑には十分気をつけなければならない。

本記事を読んでベランピングに興味が湧いた方は、注意点やおすすめグッズなどを参考にし、魅力的なベランピングをすぐに始めよう。

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