落合モトキ、リハビリ施設で学んだ“生々しさ” 「みんな生きようと必死なんだ…」

落合モトキ、リハビリ施設で学んだ“生々しさ” 「みんな生きようと必死なんだ…」

 映画「歩けない僕らは」に出演する俳優の落合モトキさん。主人公の、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士・宮下遥(宇野愛海さん)は仕事の帰宅中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合さん)の担当になります。遥と柘植を取り巻く人々とリハビリテーションを描いた短編映画です。

 オトナンサー編集部では、落合さんに単独インタビューを実施。リハビリ施設で学んだことや作品に込められたメッセージ、演じる上で意識していることなどを聞きました。

もし半身まひになったら、心が折れる

Q.台本を読まれた感想をお願いします。

落合さん(以下敬称略)「繊細な作品だと思いました。佐藤快磨監督は年が近いんですが、同世代でこういう作品を撮る監督もいるんだなと思いました」

Q.リハビリ施設で一番勉強になったことは。

落合「リハビリする側にもされる側にも、これまでの生きてきた人生があるんだろうなと思いました。『昨日より脚が上がってますよ』みたいなささいなやりとりが、ある意味で生々しく感じ、みんな生きようと必死なんだと思いました。役を演じるだけでなく、核が見られてよかったです」

Q.「核」について具体的に教えてください。

落合「作品のセリフに出てくるんですが、『何をしたいか目標を作る』ということです。目標に向かいお芝居をすることが核です」

Q.柘植と似ているところや感情移入できるところはありましたか。

落合「僕も半身まひになったら、柘植のように前を向くことは諦める、心が折れるだろうなと思います。周りから人がいなくなるかもしれないですからね。本当に何をしたいか分からなくなると思います」

Q.佐藤監督と作品全体で話したことはありますか。

落合「佐藤監督は、そういう話をしないタイプでした。探りながら作っている、でも、撮りたい絵は決まっているという感じです。何回も繰り返し演じて、監督の撮りたい映像に近づけていきました」

Q.今回、一番の挑戦はどんなことでしたか。

落合「僕自身は集中力がないので、時間がない中でどれだけ集中できるか、挑戦ではないですが勝負だと思っていました。板橋駿谷君が2〜3日目に撮影に参加し、いい意味で緊張の糸が切れて風通しが良くなり、改めて集中できました」

Q.普段、演じる上で意識していることはありますか。

落合「余計なことをしない。自分が余計なことをすると、目につくんですよね、罪悪感も生まれてきます。作品を作るために1年以上前からいろいろな人が動いて、今日を迎えていると思うと、余計なことをするのはよくないよなと思います(笑)自然に出るならいいけど、意図して余計なことをするとちょっと違いますよね」

Q.オフの日はどんなことをされて過ごしていますか。

落合「起きたい時間に起きて、二度寝して、また起きて、映画を見たりしますね。最近はおいしいものを食べようと思うようになりました」

Q.最近、食べておいしかったものは何でしょうか。

落合「久しぶりにラーメンを食べたらおいしかったです。昔、ラーメン屋でバイトしていたくらい好きなので、ずっと食べちゃうんですよね。それで太ったので、電車で移動するときはずっと立っていました(笑)」

Q.理想の俳優像はありますか。

落合「後輩から好かれる俳優になりたいですね。意識していても相手が気付くと思うので取り繕わず、先輩風は吹かさないようにしたいです」

 映画「歩けない僕らは」は11月23日から全国公開。

ヘアメーク:田坂たかえ


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