「ビッグボス」こと、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が選手やコーチに対して、身だしなみを整えるよう呼び掛けていることが話題となっています。報道によると、新庄監督は11月20日、千葉県鎌ケ谷市の球団施設でコーチミーティングを行った際、コーチらに減量を命じたり、白髪染めの使用を指示したりしましたが、翌日、「実は白髪染めをしてなかったら、僕の髪は真っ白」「コーチの方 もしカラーアレルギーをお持ちの方は染めないでください」とSNS上に投稿し、白髪に関する発言を一部撤回したほか、自身も白髪染めを使っていることを明らかにしました。

 新庄監督の発言で注目された白髪染めですが、自宅で使うときは、アレルギー以外にどのようなことに注意すべきなのでしょうか。「Bigen(ビゲン)」「MEN’S BIGEN(メンズビゲン)」「CIELO(シエロ)」といった白髪染めブランドを展開する、ホーユー(名古屋市東区)の広報担当者に聞きました。

説明書通りに作業を進める

Q.そもそも、市販のヘアカラーリング剤にはどのような種類があるのでしょうか。

担当者「市販のヘアカラーリング剤には白髪用の製品(白髪染め)と黒髪用の製品があり、当社では『白髪用』『黒髪用』に分類してヘアカラーリング剤を販売しています。白髪染めにはヘアカラーやヘアマニキュア、カラートリートメント類、一時着色料があります。このうち、ヘアカラーは医薬部外品に、ヘアマニキュア、カラートリートメント類、一時着色料は化粧品にそれぞれ該当します」

Q.白髪染めを使うと、どれくらいの期間、色を維持できるのでしょうか。

担当者「メーカーや白髪染めの種類によって異なります。例えば、ヘアカラーは髪の内部まで染料を浸透させることで白髪を染めるため、2〜3カ月ほど色持ちします。一方、ヘアマニキュアは基本的に髪の表面に染料を浸透させる仕組みで、色持ちは3週間から1カ月ほど、一時着色料は髪の表面に染料を付着させる仕組みなので、色持ちは1日です」

Q.黒髪用のヘアカラーリング剤で白髪を染めることはできるのでしょうか。

担当者「黒髪用のヘアカラーリング剤を使っても白髪は染まりません。なぜなら、黒髪用のヘアカラーリング剤と白髪染めとでは、髪を染める際の仕組みが異なるからです。ただし、白髪が少ない人は黒髪の部分に黒髪用のヘアカラーリング剤を塗って明るくすることで、白髪を目立たなくすることはできます」

Q.白髪染めを使うと、基本的に髪が傷みやすいのでしょうか。その場合、傷みをできるだけ抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。

担当者「個人差はありますが、やはり、髪へのダメージは少なからずあります。基本的には、製品の説明書通りに染毛したり、染毛後のアフターケアをしっかり行ったりすることで、髪のダメージを最小限に抑えることができます」

Q.自宅で白髪染めを使うときの注意点について、教えてください。

担当者「白髪染めを塗ったときの髪の傷みを気にして、放置時間(ヘアカラーリング剤を髪に塗ってから、洗い流すまでの時間)を短くすることや、白髪をしっかり染めたいと考えるあまり、放置時間を極端に長くすることはおすすめしません。製品の説明書通りに染毛してください。染毛をした後にパーマをかけたい場合、あるいはパーマをかけた後に染毛したい場合は、どちらか一方の作業後、1週間以上たってから行うことをおすすめしています。

染毛とパーマとの間隔が短いと、毛染めの色落ちや髪のダメージにつながりやすいからです。ただし、ヘアカラーリング剤によってはパーマが伸びてしまう可能性もあるため、行きつけの美容院に相談するとよいでしょう。なお、当社では妊婦の人や持病のある人、過去に毛染めによるアレルギー反応を起こした人には、染毛の中止を促しています」

Q.ちなみに「白髪染めは自分でやると髪が傷むので、美容院でやってもらった方がよい」という話をよく聞きますが、事実なのでしょうか。それとも、白髪染めの使い方次第なのでしょうか。

担当者「使い方次第です。美容院で使われる製品と市販の白髪染めは原料や白髪を染める仕組みが同じなので、製品の性質上の違いはありません」