コツメカワウソやスナネコといった、動物園で人気があり、しかも「ペットとして飼いたい」という声もある野生動物の保護を訴える動画「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」の第2弾「ショウガラゴ」が8月16日、公開されました。一見かわいいけれど、ペットとして飼うのは難しく、しかもペット化が絶滅の危機を招いてしまう動物たちについて、「裏の顔」の衝撃映像を見てもらうことで、ペットにするのを考え直してもらう狙いです。

部屋中に「マーキング」

 公益財団法人「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」(東京都港区)が、国内の動物園4園と協力して行っているキャンペーンの一環で、8月9日からネット上で動画を順次公開中です。

 8月16日公開のショウガラゴは小型のサル。動画では、鳴き声がかわいらしく、しっぽが長く小柄な姿が愛らしいという人気の秘密に触れつつ、2メートル以上もジャンプをしながら移動する習性があるため、ケージで飼うと大きなストレスになることを指摘。尿でマーキングをするため、もし部屋で飼うとしたら、いろいろな所ににおいを付けてしまうことや、決まった場所でふんをしないこと、音に過敏でテレビの音もストレスになる点などを紹介しています。

 最後に、日本へは輸入が禁止されているにもかかわらず、密輸の実例があるとして、「動物を愛するあなただからこそ、ペットにしても幸せにできない動物がいること、知ってください」と呼び掛けています。

 現在、コツメカワウソの「ウラのカオ」動画も公開中で、8月23日からスローロリス、8月30日からフェネック、 9月6日からコモンマーモセット、9月13日からスナネコの動画を公開予定。最終的には6種類の動物を見られるようになります。動画の撮影は、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)、上野動物園(東京都台東区)、京都市動物園(京都市左京区)、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で行われました。

 WWFジャパンは「野生動物のペット飼育は、『絶滅の危機につながる』『密猟・密輸を招く』『感染症の病原体保有の可能性』『動物福祉の実現が困難』『外来生物のため、在来種に悪影響を与える恐れ』という5つのリスクがあると知ってほしい」と呼び掛けています。

 動画はWWFジャパンのホームページ内特設サイト「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」で見ることができます。