恋人との同棲(どうせい)には楽しく心躍るイメージがありますが、一方で、生活を共にするからこそ見えてしまうネガティブな一面も少なからずあるもの。あなたは恋人との同棲生活で、相手に“幻滅”してしまった経験はありますか。不動産メディア「幸せおうち計画」を運営するAZWAY(東京都豊島区)が、「彼氏との同棲」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「生活習慣の違いにかなり驚いた」

 調査は2023年4月から5月にかけて、同棲経験のある女性を対象に、インターネットリサーチで実施。350人から有効回答を得ています。

 まず、全回答者に「同棲してよかったと思うか」を聞いたところ、「はい」と答えたのは237人(67.7%)となりました。「いいえ」は39人(11.1%)、「どちらともいえない」は74人(21.1%)となっています。

 しかし一方で、「過去に戻ってもまた同じ人と同棲するか」を聞くと、「はい」が191人(54.6%)、「いいえ」が159人(45.4%)という結果に。「はい」の人数は、「同棲してよかった」と思う人の数よりも少なくなっており、同棲した結果、相手とうまくいかなかった人が一定数いることがうかがえます。

 では、同棲中に「幻滅したことがある」人はどのくらいいるのでしょうか。全回答者を対象に質問したところ、「はい」は280人(80%)、「いいえ」は70人(20%)となりました。

 幻滅した経験について、具体的なエピソードを聞いてみると、「両親からの電話に対する応答がとても険悪で、結婚後の困難を想像してしまった」「洗い物とかをいちいちチェックしてきたり、いろいろ細かく指摘してくるところに幻滅しました」「脱いだものを片付けないなど、生活習慣の違いにかなり驚いた」「仕事で疲れて帰ってくるのは同じなのに、ご飯を作るのは自分だけなので死ぬまで続くのかな、と悲しくなりました」など、生々しい体験談が寄せられました。

 調査結果を受けて、同社は「『だらしなさ』や『習慣の違い』に幻滅したという意見が多く、結婚前に相手の価値観や生活習慣を知るよい機会になりそうです」とコメントを寄せています。