円満な結婚生活、良好な夫婦仲に不可欠だといわれることの多い「価値観の一致」。あなたは、夫婦の価値観を考えるとき、「好きなもの」と「嫌いなもの」のどちらが合っている方が重要だと思いますか。インタースペース(東京都新宿区)が運営するウェブメディア「ママスタセレクト」が、「結婚生活での価値観」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「好きなものは違っても受け入れられるが…」

 調査は2024年4月6日・7日の2日間、子どもがいる人、妊娠中の人を対象に、インターネットリサーチで実施。500人から有効回答を得ています。

 結婚生活における価値観について、「『好き』と『嫌い』どちらが合う方が大切だと思うか」について聞いたところ、「嫌いなものが合う(好きなものは違ってもよい)」と回答した人が54.6%で、全体の5割強を占める結果となりました。一方、「好きなものが合う(嫌いなものは違ってもよい)」と回答した人は36.0%でした。

「嫌いなものが合う方がいい」と答えた人からは「嫌いなものが違うと、お互いストレスがたまる」「好きなものは違っても受け入れられるが、嫌いなものは譲れない」といったコメントが。一方、「好きなものが合う方がいい」と答えた人からは「好みが同じだと一緒に楽しめることが多い」といった声が寄せられ、共通の趣味や関心事を楽しむ夫婦もいることがうかがえます。

 なお、「その他」を選択した人(9.4%)の中でも多かったのが「金銭感覚の一致」。また「夫婦で好きなものも嫌いなものも違っているが、お互いを尊重している」とコメントする人も少なくなかったということです。

 調査結果を受けて、同社は「夫婦の数だけ夫婦の考え方があってよい、ということを示したアンケート結果となりました」「夫婦とはいえ、人と人との付き合いの中では価値観の相違は避けられないものです。夫婦で共通する部分があればそれを大切にし、多少の価値観の違いがあってもそれぞれの夫婦で自分たちなりの解決策を見つけ、関係を築いていくことが大切だといえそうです」とコメントを寄せています。