ウェブメディア「マッチングアプリ大学」を運営するネクストレベル(横浜市西区)が、男女を対象とした「恋人や気になる異性の『食事マナー』」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「魚料理の食べ方が汚く…」

 調査は2024年4月22日から5月2日、18〜40歳の未婚男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計420人(男性160人・女性260人)から有効回答を得ています。

 まず、全回答者に「食事のマナーや食べ方で、恋が冷めた経験はあるか」について聞いたところ、「ある」と「冷めた理由の一つになったことがある」と答えた人の割合を足すと、全体で53.1%の人が「ある」と回答しました。

 男女別では、「ある」と回答した男性は13.7%、女性は22.7%という結果に。「冷めた理由の一つになったことがある」と答えた人の割合は、男性が28.8%、女性が36.9%となり、女性の方がより食事マナーや振る舞いを気にしていることがうかがえます。

 では、女性が気にする「男性の食事マナー」とは、どのようなものなのでしょうか。

 恋が冷めた経験が「ある」と回答した女性に、「男性との食事で気になる食べ方」について聞くと、「くちゃくちゃ食べる」(140人)が圧倒的1位となりました。コメントでは、「ご飯を食べているときの音が気になるので『くちゃくちゃ食べるのやめて』と言ってもやめてくれなくて冷めました(20代)」「過去にお付き合いしてた彼はくちゃくちゃ口を開けながら食べ、口の中も見えていてそれで冷めてしまったときがある(20代)」といった声が寄せられる結果に。いわゆる「クチャラー」を嫌う人は多いようです。

 次いで、2位「店員さんへの態度が悪い」(86人)、3位「残しすぎる・残し方が汚い」(57人)と続く結果に。「食事会で、店員さんに横柄な態度をしていて場が凍った。さらに人の食事にコメントまでしてきて、あまりにも印象が悪く、今後一緒に食事はしたくないと思った(30代)」「彼は普段はとても優しいのに、レストランのスタッフにはなぜか威張り散らし、すごく感じが悪かったです。それが本当の姿に思い、幻滅しました(30代)」「好き嫌いが多く、ファミレスのハンバーグプレートでポテサラだけ残す、喫茶店のモーニングでゆで卵の黄身だけ残す姿に衝撃を受けた(30代)」「当時付き合ってた人は魚料理の食べ方が汚く、身がほとんど残っており、食べ方を知らない人なんだなと思った(20代)」など、辛辣(しんらつ)なコメントが多数集まる結果となりました。

 調査結果を受けて、同社は「生まれ育った環境や文化、年齢などによって、食事マナーや食へのこだわりは違うものですが、とはいえ多くの人が気になる食べ方・マナーには傾向があるようです」とコメントを寄せています。