時に、美しい“声”で私たちを魅了する鳥類。YouTubeチャンネル「Jan DeMaggio」では、名曲「虹の彼方に」を練習するオウムの様子が配信され、動画のコメント欄には「すごすぎる!」「熱唱する姿がとってもかわいい」の声が続出しました。

ウォーミングアップをアピール?

 注目を集めたのは「Rosie our Double Yellow Headed Amazon Parrot practicing “Somewhere Over The Rainbow”」という動画。

 動画の冒頭では、オウムの「ロージー」が出入口の開いたケージの端にとまっているシーンからスタート。羽ばたくこともせず、リラックスしている様子に見えます。キョロキョロと首を動かしつつ、おもむろにおしゃべりを始めるロージー。歌の練習に備えて、ウォーミングアップを始めたのかもしれません。

 さまざまな高さの声で発声練習するロージーは、カメラを意識したのか、ケージの端から移動して正面側へ。まるで、視聴者に向かってウォーミングアップ中の姿をアピールしているみたいです。

 すると、ロージーが「some where〜」と「虹の彼方に」のフレーズを歌い始めます。ところが、すぐに歌うのを止めて、羽繕いを始めてしまいました。歌い出しが気に入らなかったのでしょうか。

 再びケージの端へ戻ったロージーは、時折「hello」とおしゃべりしつつ、発声練習を再スタート。首を伸ばしてストレッチをするなど、準備に余念がありません。

 再び聞こえてきた「some where」のフレーズは、最初に比べて声の伸びや音程もよくなった印象。ロージー自身も調子が上がっているのを実感しているのか、ついに続きも歌い始めます。くちばしや喉を震わせて、ビブラートをかける様子は人間顔負け。堂々とした歌いっぷりでした。

 動画には「ゴージャスな歌声!」「発音も素晴らしいし、最高の歌手だね」といった声が寄せられたほか、鳥を飼育している人から「うちの子はロージーにゾッコン! 恋に落ちたみたい」とのコメントも寄せられました。人も鳥もとりこにする美声の秘訣(ひけつ)は、入念な発声練習にあるのかも…!?