男子トイレで子どもを放置する父親について描いた漫画「男子トイレの闇」が、Instagramで1万1000以上のいいねを集めて話題となっています。

 男子トイレに行くと、男の子が便器に顔を付けて用を足している姿に驚いた作者。後ろを振り返ると、この男の子の父親が少し離れた場所で黙々とスマホゲームをしていて…。読者からは、「恐ろしい話だけど、意外とあるあるなのかも」「放置した方が子どもが育つと思っている親、いますよね」「お母さんに言ってあげて!」などの声が上がっています。

スマホゲームに夢中の父親にため息

この漫画を描いたのは、InstagramやX(旧:Twitter)などで漫画を発表している、ブロガーのこばぱぱさんです。こばぱぱさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.今回、漫画「男子トイレの闇」を描いたきっかけを教えてください。

こばぱぱさん「世の中のお母さんに対する情報共有と注意喚起です。男子トイレでの最悪の事態も想像しつつ、子育てしてもらいたいという願いを込めて。これぞ、男子トイレの闇…」

Q.子どもを見ずにスマホゲームをしている父親を見たとき、どう思われましたか。

こばぱぱさん「私は、子どもと外にいるときは緊急時以外、ほぼスマホを見ませんし、子どもが生まれてからはスマホゲームもやめました。もちろん、緊急で仕事の連絡が入ったときは、仕方なくスマホを見ることもありますが…。このときの男性は、明らかにスマホからゲームの音が聞こえていたので、ため息しか出ませんでしたね」

Q.父親からにらまれてしまったことについて、読者からは「世知辛い世の中だなあ」という意見がありましたが、こばぱぱさんもそのように感じますか。

こばぱぱさん「昨今の『人と人の距離感』を考えると、トイレで気軽に話し掛けた私も軽率だったと反省していますが、まさかにらまれるとは…。便器に顔面が入ってしまっていた子どもを見て、人として、父として放っておけなかったですね」

Q.今回の件で、自分の子どもたちには、どのように接していこうと思いましたか。

こばぱぱさん「褒めるときは褒める、怒るときは怒る。スマホやゲームばかりせず、わが子の成長の瞬間を見逃さないようにしたいですね。そして将来、子どもたちには、家族や友達を大切にできる大人に成長してほしいなと思います」

Q.漫画「男子トイレの闇」について、どのような意見が寄せられていますか。

こばぱぱさん「このエピソードに対する共感のコメントや、皆さんが思うことなど、さまざまな意見を頂きました。また、『男の子のお母さんに状況を教えてあげて』という意見も。

しかし、『お宅の子、便器に顔面が付いていましたよ!』なんて、さすがに言えないですって。私とそのお父さんとでケンカが始まり、歯止めが効かなくなる可能性もあるので、自重しました(笑)」