小学生野球の高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは8月11日、駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場などで3回戦が行われ、中条ブルーインパルス(石川)の服部成が旭稜野球少年団(北海道)戦で完全試合を達成した。試合は2−0だった。

 連覇を狙う長曽根ストロングス(大阪)は5−0で東16丁目フリッパーズ(北海道)に勝った。レッドサンズ(東京)は5−4で原クラブ(広島)に逆転勝利。

 決勝は14日に駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場で開催される。

【8月11日:駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場で行われた各試合のリポート】

▽中条ブルーインパルス(石川) 2−0 旭稜野球少年団(北海道)

服部、1奪三振で完全試合の快挙 緩急巧み、捕手にも感謝 

 中条ブルーインパルス(石川)の服部が完全試合を達成した。奪った三振は1。「緩急で空振りを取れたし、最後は速い球で押せた」と球速に変化をつけて旭稜野球少年団(北海道)打線を封じ込めた。大会の球数制限は70。プロ野球で完全試合を達成したロッテの佐々木朗希選手のように三振を奪いまくったら、6回を投げ切れなかっただろう。打たせて取る投球がさえ、6回を53球だった。その投球を支えたのがバックの好プレーだった。服部は「守備が助けてくれた」と振り返った。決勝点はキャッチャー向慶士郎の2点適時打。「普段から仲が良いのが投球につながった。リードを組み立ててくれた」と感謝を口にした。5年生から本格的に投手を始め、当初はコントロールに苦しんだが、キャッチボールでの意識から改善し、今では制球力が持ち味となった。「明日につながるいい投球ができた。投げた試合は勝つ」と次戦を見据えた。(織戸駿哉)

▽レッドサンズ(東京) 5−4 原クラブ(広島)

藤森、流れ変える活躍 レッドサンズが8強進出

 レッドサンズ(東京)のエース藤森一生が投打で流れを変える活躍をした。左翼手で先発し、一回無死一、二塁のピンチで急遽マウンドへ。この回3点を奪われたが、結局4回を投げて球数制限で交代した。門田監督が「簡単には勝てないと思っていた」と振り返った厳しい試合展開は、藤森が投げるうちに変わり始めた。1番に座る打撃では三回にチーム初得点となる適時二塁打。「自分で打たれた分は自分で返す」と四回には2打席連続の二塁打で逆転のおぜん立てをした。3打数3安打と打席でも輝きを見せた。大会直前に昨年の優勝チーム長曽根ストロングス(大阪)と練習試合をし、0−9で敗れたという。藤森は「長曽根ストロングスに借りを返したい」と再戦を願う。両チームが勝ち進めば、決勝で対戦が実現する。(大庭太輝)

 全試合の詳報、ライブ配信は、高円宮賜杯 第42回 全日本学童軟式野球大会HPで配信中。