最近は温泉宿でも日帰り温泉でも、外国人観光客が迷うことなく温泉を楽しむ姿が増えてきた。SNSでも日本の温泉は話題に上ることが多く、日本ならではのマナーもだいぶ普及してきたようだ。「箱根小涌園 天悠」(藤田観光・東京)が、温泉ソムリエスタッフによる「温泉マナー講座」を毎日19:20〜19:30に開催している。

 オリジナルの紙芝居を使用し、箱根温泉を紹介するほか、温泉に関わるクイズを出題するなどの参加型。入浴方法の一つである“かけ湯”に注目をした天悠オリジナルの「かけ湯ダンス」もあり、日本人でも楽しめる。来日する友人と一緒に行くのも面白そうだ。対応言語は日本語・英語・中国語。参加費無料。


 2024年3月の訪日外国人客数は約381万人、4月は約304万人と、単月の訪日人数では過去最高を更新。2カ月連続で300万人を突破した(日本政府観光局 日本の観光統計データによる)。箱根にも多くの外国人観光客が訪れる。温泉の正しい入浴方法やマナーを知らないとせっかくの温泉を十分に楽しめないから、マナー講座はうれしい企画。チラシや看板での周知だけでなく、スタッフとコミュニケーションを図りながら目の前で伝えてもらえれば、間違っていないか気を遣う必要もなくなりそうだ。