今年9月ごろの再稼働を予定する東北電力、女川原子力発電所2号機について、新たな電源設備の設置が、7月5日、宮城県から了解されました。

東北電力は東日本大震災の後、運転を停止している女川原発2号機について、今年9月ごろの再稼働を目指し、現在、準備を進めています。こうした中、東北電力では女川原発2号機に重大事故に備えた新たな電源設備の設置を県に申し入れていて、5日、それが了解されました。

東北電力によりますと、全ての交流電源が喪失した際に必要な電力を供給できる設備で、より、安全性が高められるということです。

東北電力原子力本部 青木宏昭原子力部長
「県から運用開始後も所員の力量向上に努めていくことを要請されている。その趣旨をしっかり考えて確実に対応していきたい」

県は住民の安心安全の確保を最優先に引き続き、作業してほしいと要望しました。