フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が開催された。本稿では地球世界/スターフュージョン、プリモ、01Diverse/IC-CONNECTの模様を紹介したい。

■水月雨(MOONDROP)は平面駆動ヘッドホンを参考出展

地球世界/スターフュージョンのブースでは、水月雨(MOONDROP)から平面駆動型ドライバー搭載ヘッドホン「COSMO」、SIMGOTから1DD+8BA+1PTZイヤホン「EM10」、1DD+1BA+1Planar+1PTZイヤホン「SuperMix4」の計3モデルが参考出展。現時点ではどれも発売日、価格ともに未定とのこと。

また、新ブランド「HORIZON DOOM」も参加し、純銀筐体のイヤホン「Basic」、オーケストラなどを聴くのに最適だというイヤホン「Piano」の2モデルがお披露目されていた。

■プリモの銘機がバランス接続&リケーブル対応でクラファン中

プリモは、1980-90年代に好評を博したというヘッドホン「CD-3」復刻モデルのバランス接続&リケーブル対応版「CD-3β」を出展。これまでにも何度かイベントに出してきたが、量産化に向けたクラウドファンディングが昨日4月26日から始まったばかりという、絶好のタイミングだ。

デザインやドライバーなどの機構は当時のままで、コネクターにはMMCXを搭載。「筐体が小さくMMCX端子でないと搭載できなかったが、逆に手持ちのイヤホン用リケーブルを気軽に使えるのでは」とのこと。

クラウドファンディングは5月27日まで実施中で、14,080円のプランから用意されている。

■SIVGAから「サファイア振動板」ヘッドホン

01Diverse/IC-CONNECTは、同社が取り扱うSIVGAやTIMSOKといったブランドの製品を展示。

SIVGAからは、サファイア振動板を用いた平面駆動型ドライバー搭載ヘッドホン「PII Pro」が登場。現時点では5月末頃に75,000円程度での発売を見込んでいるとのこと。

また、TIMSOKの“業界初”ブルーフィルム振動膜採用ダイナミックドライバー搭載イヤホン「TS-316」も出展。こちらは4月25日からクラウドファンディングがスタートしているが、すでに達成率2,600%を超える人気を博しているようだ。

さらに、同じくクラウドファンディング中のSOSO.LABOガジェットケース「MG24」も出展されている。内蔵の切れ目付きスポンジを組み替えてカスタマイズすることが可能で、こちらもすでに達成率650%を超えている。