エミライは、同社取り扱いCleerブランドのオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「ARC 3」の先行販売を5月1日より開始。AIノイズキャンセリングや心拍数・血中酸素濃度の計測など、各種機能をそれぞれに搭載した7モデルをラインナップする。

ARC 3は、同社のオープン型完全ワイヤレスイヤホン「ARC 2」の後継機として、かねてより「GREEN FUNDING」にてプロジェクトの実施が予告されていたモデル。MUSIC、SPORTS、GAME、MUSIC PRO、SPORTS PRO、SPORTS MAX、MP3 PLAYERといった、計7機種を揃える。

GREEN FUNDINGでは機種ごとに10-30%オフ価格でプランを用意。たとえばARC 3 MUSICの「超早割」プランでは、25%オフの29,900円(税込)で先行購入できる。なお、超早割プランはいずれも先着300台限定で、最大30%オフの超超早割プランは本記事執筆の5月2日17:45時点でMP3 PLAYERモデル以外完売となっている状態だ。

本体は耳掛け式のオープンイヤータイプ。従来モデルでは非対応だったLDACコーデックを新たに搭載し、ハイレゾワイヤレス認証を取得。aptX LosslessやaptX Adaptive(24bit/96kHz)の再生にも対応した(MP3 PLAYERモデルを除く)。

各モデルはネーミングにならった異なる機能を有しており、たとえばSPORTS PRO/MAXは、心拍数・血中酸素濃度計測システムを搭載。AIパーソナルトレーナー機能によって運動データに基づいたフィードバックを行うなど、運動時に適した機能を備えている。

MUSIC PROはAIノイズキャンセリング機能を、GAMEは29msの低遅延とゲーム専用サウンドエフェクトを備えているほか、MP3 PLAYERはオフラインでも再生可能な32GBストレージを搭載した。またMUSIC、SPORTS、GAME、MP3 PLAYERは本体のみの最大再生時間が11時間に進化している。

ほか従来モデルからアップデートされた点として、Qualcommの最新世代SoC「QCC5181」の搭載(MP3 PLAYERモデルは「QCC3081」)、Bluetooth5.4への対応、防水規格がIPX7に進化したことなどが挙げられる。充電ケースは紫外線照射機能を搭載しており、充電時に99.9%の除菌が可能。

本体はリアルタイムに頭の動きを検知する6軸センサーを備えており、頭の動きでイヤホンのコントロールが可能。ヘッドトラッキング技術を活用したDolby Atmosの再生にも対応している。

また16.2mm大口径ダイナミックドライバーの採用など、基本構造はARC 2より引き継ぐ。Bluetooth5.4に対応し、コーデックはSBC、AAC、aptX Classic、aptX adaptive(24bit/48kHz)、aptX adaptive(24bit/96kHz)、aptX Lossless、LDACに対応(MP3 PLAYERはLDAC非対応)。マルチポイント接続やLE Audioといった各種機能も備える。

周波数特性は20Hz-20kHz、質量は13g。本体には充電用のUSB-Type A to Type Cケーブルや、クリーニングクロスが同梱される。

SHIBUYA TSUTAYA、蔦屋家電+二子玉川店にて、ARC 3実機の先行展示も行っている。