プログラミング教室を選ぶポイント
学校以外で専門的にプログラミングを学ぶ場としてあるのがプログラミング教室です。プログラミング教室も指導方法が様々なので、どのタイプが自分のお子さんにあっているのかをおさえることが大切なポイントになります。
①【授業タイプ】一般的な授業形式(通い)のもの学年が低ければ低いほど、大人数での指導が難しいので、少人数型の、個別指導に近い形になります。こういったタイプの教室は友達もでき、自主学習と違って継続しやすいともいえます。自主学習が苦手なお子さんであればこのタイプの教室がいいでしょう。
②【自主学習サポートタイプ】教材をもとに自主学習、質問があればその場で先生がサポートするものプログラミング教室というとこのタイプのものが多いかと思います。
タブレットやパソコン上に表示された動画やテキスト教材に従って各自学習して、わからないところがあったら周りにいる先生に聞くという形式のものです。
オンラインで動画やテキストで学べる教材があり、それを自宅などで自主学習するタイプです。自主学習だけだと継続しないこともあるので、定期的にオンラインで先生が進捗状況の確認や目標設定をしたり、わからないところを丁寧に教えてくれる形式です。
プログラミング教室が近くにない方はこういったオンラインでもできるタイプの教室を選ぶのがいいでしょう。
子どもにあった教室を選ぶときの質問フレーズ
先ほどご紹介したように、プログラミング教室のタイプは様々です。もし教室に質問するのであれば、次の質問を投げかけてみるといいでしょう。
①【質問1】プログラミング教育を一言で言うと何でしょうかいろいろな答えがあると思いますが、「プログラムが書けるようにすること」という答えが返ってくることもあると思います。もちろんプログラムが書けることもゴールの1つですので決して間違いではありません。
「論理的思考を身ににつけて問題解決できるようにすること」という回答が返ってくる教室は、学校の指導要綱などを理解した上でプログラミング教育の本質を理解して指導されている教室といえるでしょう。
これは担当される先生方がどれくらいの知識を持っているかを判断する質問になります。
もともとある学習塾が、新しくプログラミング教室を始めるというケースがあり、専任の先生がいらっしゃらないということもあります。
とはいえ先生方は用意した教材を教えられますので全く問題ありませんが、より高度なプログラミングを学びたいというお子さんであれば、経験者がいる教室や、オンライン教材などをやってみるのもいいでしょう。
教材は自主学習のところが多いのが現状です。お子さんが自主学習で継続してできるのか、あるいは個別に丁寧に教えてもらった方がいいのか、お子さんの向き不向きを考えながら選ぶと良いでしょう。
この他、教材どおりにすすめるだけではなく、自分で考えて作るカリキュラムになっているか、自分で作りたいプログラムを作るカリキュラムがあるかも確認しておきましょう。さらに自分の作品をプレゼンする場があれば子ども達にとってより得られるものが大きいでしょう。]
いつからでも学べるプログラミング
ますます注目度が上がっているプログラミングですが、学び始めるのは早ければ早い方がいいでしょう。今はビジュアルプログラミングという、パズルをくみたてるように遊び感覚でプログラムが学べるツールがあるので、小学生や未就学児もプログラミグが学べる時代になりました。
またパソコンやタブレットを使わなくても、知育玩具やプログラミングドリルなどで基本的な論理的思考を身につけることができます。
みなさんがイメージする「プログラム」は単にコンピューターへ命令する手段ではないでしょうか。お子さんには、プログラムを書くことの前に、どうやって何をコンピューターやAIに命令するのかを、分解して論理的に組み立てる「思考のクセ」をできるだけ早いうちにつけておくことをお勧めします。
新年度、保護者の皆さまも子どもたちといっしょにプログラミング学んでみてはいかがでしょうか。