全国130書店を巡ったふわはねさんが痛感した「本屋さんはずっとそこにあるとは限らない」

nobico(のびこ)6/19(水)11:40

全国130書店を巡ったふわはねさんが痛感した「本屋さんはずっとそこにあるとは限らない」

『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』より

ネットで手軽に本が購入できるようになった近年。
絵本を買うためにわざわざ書店に足を運ぶママ・パパは、かつてより減ってきているかもしれません。

そんな中、絵本講師のふわはねさんによる著書、『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』(世界文化社)が人気を集めています。

本の中でふわはねさんは、自ら足を運んだ全国130店舗の絵本専門店などを紹介。「旅の目的地を本屋にする」という新しい楽しみ方に共感が広がり、発売後たちまち重版が決まるほどの反響を呼んでいます。

オンラインで本が簡単に手に入る時代に、あえて「本屋さんで絵本を買う事」の魅力とは? ふわはねさんにお話をうかがいました。

■130店の中で特に印象に残っているのは…

――『えほんとりっぷ 全国絵本屋さんめぐり130軒』を拝読したのですが、行ってみたいお店ばかりで。読んでいて旅行したい気持ちが膨らみました!

旅の目的が本屋さんって、とても素敵ですよね。私は子どもたちがもう大きいので、一人で本屋さんに立ち寄ったついでに、近辺のカフェや温泉を楽しんだりと、身軽に巡り歩きました。

――たくさんの本屋さんに足を運ばれた中で、特に印象に残っている場所があればお聞きしたいです。

どこも魅力的なので迷うのですが、印象に残っているのは東京荒川区の「パン屋の本屋」というお店です。

私にとって、本屋さんとパン屋さんは見かけたら立ち寄りたくなる場所なのですが、「パン屋の本屋」さんは、その名の通り本屋さんとパン屋さんが中庭を囲む形で同じ敷地内にあるんです。

パンを買いに来た家族がそのまま本屋さんに立ち寄ったり、中庭でくつろいいだり……パン屋さんでは、絵本とコラボしたパンなども販売されていて、地域の憩いの場になっている素敵な空間でした。

また、高知県の「書林くものうえ」という無人の古本屋さんも面白かったです。店内に古本とカプセルトイの機械が置かれていて、気に入った本の値段分をカプセルトイの機械に入れてお金を払うシステムになっているんです。新聞紙で作ったかわいい紙袋に入れて持ち帰れるなど、斬新なアイデアが光る店でした。

本屋さんではないのですが、同じく高知県の「雲の上の図書館」も素晴らしかったです。隈研吾さんが設計をした図書館なのですが、ペタペタと裸足で歩ける木の空間が心地よくて。館内には、町内で活動している障害支援グループの皆さんが運営するカフェがあって、手作りのケーキが食べらます。本だけでなくボードゲームが置いてあったりと、色々な楽しみ方ができる図書館でした。

他にも素敵な場所は選べないほどたくさんあって……。『えほんとりっぷ』に載っている本屋さんは、すべて同じ熱量で語れると思います。

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