1971年4月3日に放送が始まり、今年で生誕50周年を迎えた『仮面ライダー』。仮面ライダーの“変身して戦う”という基本コンセプトは、50年経ったいまでも変わらない。だが、時代とともに設定やモチーフは変化している。ここでは、知っておきたい基本的な豆知識を紹介しよう。

仮面ライダーのモチーフ(題材)は、いまや虫だけではない

 昭和の仮面ライダーを知る世代には、仮面ライダーはバッタなどの昆虫がモチーフになっているイメージが強いが、平成に入ってそれも変化している。『仮面ライダー龍騎』がドラゴン、『仮面ライダー電王』は電車、『仮面ライダージオウ』にいたっては“時計”がモチーフとなるなど、かなり幅が広がっているのだ。

ドラマ版の謎は、劇場版で明かされることがある

 劇場版には、テレビ放送では明かされなかったことが盛り込まれている。歴代のライダーが登場したり、スーパー戦隊と力を合わせて敵と戦うことも。『スーパーヒーロー戦記』では、劇場版オリジナルキャラの謎の少年(鈴木福・17才)が、キーパーソンとなる。

変身前のライダーの職業は自由業が多い

『クウガ』は冒険家、『W』は探偵、『キバ』はバイオリン職人、『セイバー』は古書店を営む小説家など、自由業が多いのには理由がある。

「ライダーはすぐに駆けつけなければならないため、会社員よりも比較的時間に融通がきくことが重要なんです」(仮面ライダーシリーズの監督を務めている田﨑竜太さん・以下同)

女性ヒーローが活躍

 仮面ライダーで女性ライダーが登場したのは平成以降。2002年の劇場版『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』では「仮面ライダーファム」が活躍。2012年に放送されたテレビドラマ『ウィザード』シリーズにも登場している。

「これは、男女共同参画社会によるもの。2019年の『仮面ライダーゼロワン』の仮面ライダーバルキリーは、かなり重要なメインキャラとして活躍しています」

豪華なアーティストが主題歌を担当

 主題歌を歌うのは日本を代表するトップアーティストたち。『仮面ライダー555』はISSA、『仮面ライダーディケイド』はGACKT、『仮面ライダーゴースト』は氣志團が担当している。最新作の『仮面ライダーセイバー』は、東京スカパラダイスオーケストラと川上洋平が担当する『ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平』だ。

恋愛模様はあまり描かれない!?

「仮面ライダー」シリーズではヒロインが数多く登場するが、主人公との恋愛模様は明確には描かれない。

「これは、恋愛シーンを入れるとお母さんからの反発があるのが理由です。戦闘シーンはフィクションだけど、恋愛は子供たちにとっても身近だから、"真似されると困る。まだ早い"と、親御さんは思われるようです」

取材・文/廉屋友美乃 取材協力/前川亜紀

※女性セブン2021年7月29日・8月5日号