2023年にフランスで開催されるラグビーW杯で、日本代表は前回準優勝のイングランド、世界ランク8位のアルゼンチンなどと対戦することが決まった。強敵を迎え撃つこととなる代表メンバー争いは既に始まっている。U-20日本代表の水間良武・監督が、メンバー入りに期待のかかる新星6人を選んだ(「」内の発言は水間氏)。
●花園2連覇の立役者
青木恵斗(18)
桐蔭学園高校 LO 187cm、110kg
「コンタクトが強く、オフロードパスを放るハンドリングスキルもある。上のレベルでのプレーが早く見たい楽しみな選手」
●日本では珍しい「高卒プロ入り」選手
福井翔大(21)
パナソニック FL/No.8 186cm、101kg
「スピード豊かで、動きも柔らかい。あとは、ジャッカルなど密集のなかでの強さを身につければ、確実に世界に通用する」
●待望の和製ロック
今村陽良(23)
神戸製鋼 LO/FL 188cm、106kg
「世界で戦えるタフさ、身体の強さを兼ね備えた選手。コンタクトに加えて、状況に合わせてパスも出せる」
●“ポスト福岡”の期待がかかる
竹山晃暉(24)
パナソニック WTB/FB 175cm、85kg
福岡堅樹の穴を埋めるトライゲッター。「スピード、ステップ、フットワーク、状況判断、トライの嗅覚すべてに優れている」
●次世代の司令塔候補
李承信(20)
神戸製鋼 SO/CTB 176cm、88kg
帝京大を中退し海外挑戦を目指すが、コロナ禍で断念し神戸製鋼に加入。「チャンスがあれば自分から仕掛ける判断力、加速が持ち味」
●世界基準のサイズを誇る超高校級
ディアンズ・ワーナー(18)
流通経済大柏高校 LO/No.8 201cm、118kg
NZ出身。「空中戦に強いだけでなく、激しいタックルもできる。ぜひ日本代表を目指してほしい」
※週刊ポスト2021年1月29日号