古田敦也(元ヤクルト)&中井美穂(元フジ)、石井一久(楽天GM兼監督、元ヤクルト)&木佐彩子(元フジ)……野球選手と女子アナの結婚は枚挙に暇がない。彼らと同じヤクルトで現役生活を送った野球評論家の広澤克実氏が、野球選手の「女子アナ格差」を振り返る。

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 僕たちの世代の憧れの女子アナといえば、出光ケイさんでした。1986年に“日本初の女性スポーツキャスター”として『JNNスポーツチャンネル』(TBS系)に出ていた。彼女が取材で球場に来てくれるだけで、周りがパッと明るくなって、選手たちがそわそわしていました(笑い)。当時、多くの選手はグラウンドと寮の往復で、一部の高給取りも銀座や赤坂のクラブに行くだけでしたからね。

 その2年後に、フジテレビが『プロ野球ニュース』初の女性キャスターに中井美穂さんを起用した。他にも西山喜久恵さん、木佐彩子さんがいて、他局も女子アナが取材に来ることが増えたんです。

 だけど、彼女たちが来るのは巨人戦などの試合前が多い。普通はグラウンド内で取材を受けて終わりですが、古田や石井はいつの間に付き合っていたのか……。僕らも発表があるまで知りませんでしたから。

 少し若い選手たちは、よく食事会をしていたみたいで、テレビ局のプロデューサーと仲良くなれば食事会を設定してもらいやすかったそうです。僕は少し世代が上だったから、呼ばれなかったんですね……。

【プロフィール】
広澤克実(ひろさわ・かつみ)/1962年、茨城県生まれ。ヤクルト、巨人、阪神で4番を任される。引退後は解説者として活躍。

※週刊ポスト2021年3月12日号