この夏、テレビ朝日の火曜9時に斬新な“お仕事ドラマ”が誕生。

「執行官」をテーマにしたドラマ『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』が放送されることが決定した。

伊藤沙莉を主演に迎え、中島健人、織田裕二という豪華キャストとともに描くのは、“執行官”という耳慣れない職業。

国家公務員なのに、情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする仕事だ。

とある事情から“執行官”の世界に飛び込んだ主人公は、“犬担当”の執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わっていくなかで、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していくことに。

普通に生活しているとあまり馴染みのない“執行官”という題材。『シッコウ!!〜犬と私と執行官〜』では、それを個性豊かなキャラクターたちと軽妙なテンポのセリフの応酬により、明るく誰もが楽しめる“ポップなお仕事ドラマ”として表現する。

◆伊藤沙莉、ゴールデン帯連ドラ初主演で演じるのは“執行補助者”

今作の主演・伊藤沙莉が演じるのは、ひょんなことから“執行補助者”となる女性・吉野ひかり(よしの・ひかり)。

大らかで明るく、親しみやすい性格のひかりは、それまで勤めていた信用組合を辞め、一念発起して上京。憧れだったペット関連の仕事に就くことに。しかしその会社はある日“執行”をうけ、倒産してしまう。

突然職を失ったひかりだが、その執行を行った張本人である執行官・小原樹から“ある能力”を買われ、執行補助者として新たな道を歩みはじめることになる。

その能力とは「犬にものすごく好かれる」こと。犬だけは大の苦手だという小原はひかりの能力に目をつけ、2人は誰も想像し得なかった凸凹バディを結成することに。

確かな演技力と自然体なキャラクターで、近年若手女優NO.1の呼び声も高い伊藤。そんな彼女が、今作でゴールデン帯連続ドラマ初主演。テレビ朝日での連ドラにも初主演となる伊藤は、執行補助者というキャラクターをどのように演じるのか。

◆織田裕二がテレ朝ドラマ初出演!

そして伊藤演じるひかりを執行補助者の道へと導く執行官・小原樹(おばら・いつき)を演じるのは、テレビ朝日のドラマ初出演となる織田裕二。執行官という聞きなじみのない職業に従事する小原という人物に息を吹き込む。

差し押さえ、没収、明け渡し…執行される側からすると悪役にも見えてしまいそうな小原という男を、織田はどのように演じるのか。

そして、「犬が大の苦手」という独特のアイデンティティーを持つ小原が、犬好きゆえに選んだ執行補助者・ひかりとどんな凸凹っぷりを見せるのか。

織田が生み出す新たなキャラクターに注目だ。

◆中島健人、頼れる事務員役でセクシー封印!

織田演じる小原たちが籍を置く執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介(くりはし・ゆうすけ)を演じるのは、Sexy Zoneの中島健人。

「ケンティー」の愛称で親しまれる中島が、今作ではセクシーを封印し、黒縁メガネにベストにアームカバーという伝統の事務員スタイルで執行官たちの業務をサポートする。

これまでにも何度か共演経験のある伊藤、初共演となる織田とどのような化学反応を見せるのか。

そして今作の脚本を手掛けるのは、脚本家・大森美香。2021年の大河ドラマ『青天を衝け』の執筆も記憶に新しい大森が、執行官を題材に新たなキャラクターを生み出す。

◆伊藤沙莉(吉野ひかり・役)コメント

このドラマの企画書をいただいたときに、私は初めて“執行官”という職業を知りました。きっとそういう“初めて”という方はたくさんいらっしゃるのではないかと思うので、そこに焦点を当ててドラマを作るというのはとても新しいですし、“執行官”がどういうお仕事なのかということを知りつつ、そこにまつわるドラマが展開していくのはとてもおもしろいと思いました。

織田裕二さんは、私にとっては「テレビで見ていた方」だったので、“スター感”を抱いていて、お会いするまではすごい緊張していたんです。「怒られたらどうしよう…」なんて思っていましたが、本読みの日に初めてお会いして、すべてが覆りました(笑)! こんなに気さくでライトに話してくださる方なんだ!って一気に緊張が解けて、現場に入るのが楽しみになりました。

このドラマには犬がたくさん出てきますが、みんな本当にお芝居が上手。織田さんが演じる小原さんは「犬が怖い」という役ですが、そんな織田さんのお芝居とそれに対する犬たちの化学反応みたいなのも素晴らしいことになっていて、織田さんと犬が共鳴し合っている様子がおもしろいなと思いながらいつも見ているんです。

“執行官”という聞きなじみのない職業で法律に関するドラマ、と聞くとちょっと堅く感じられる方も多いかもしれませんが、すごく楽しく描かれていますし、どの登場人物もキャラが濃い! 見ていてまったく飽きないドラマだと思いますので、ヒューマン的な部分、ラブの部分なども含めて楽しんでいただけたらと思います。

◆中島健人(栗橋祐介・役)コメント

“執行官”と聞いたときは、まず「なんぞや」と思いました。“執行”という言葉に聞きなじみはありませんでしたが、切れ味があってかっこよさそうなので、そこに織田裕二さんのお名前がキャスティングされているのを見て、「どういう役かはわからないけど、きっと合うだろうな」と確信しました。と同時に、僕と(伊藤)沙莉はどういうポジションなんだろう、と悩みました(笑)。

僕も織田さんと言えば、「青島刑事(『踊る大捜査線』)」のイメージでしたし、これまでに本当にたくさんの作品を拝見してきていたので、「え、その織田さんとこれから一緒にお芝居をするの…?」という不思議な気持ちでした。

ちょうどドラマの撮影開始がSexy Zoneのドーム公演を控えていた時期で緊張していたんですけど、正直織田さんとの共演のほうがある意味、緊張しちゃったりしていて…(笑)。2つの緊張が隣り合わせだったあの時期は忘れられないです。現場では、役者としての大切なことだったり、お芝居に関してのアドバイスだったり、いろんなお話をしてくださって…撮影中ずっとドキドキしていました(笑)!

これまでドラマ・映画などで取り扱ったことのない“執行官”というものを題材にした新しい作品です。法律的なこともそうですが、いろんな形の“愛”、人と人とのつながりを、執行官を通して知ることができますので、ぜひこの夏を楽しみにしていただけたらと思います。

◆織田裕二(小原樹・役)コメント

“執行官”って簡単に言ってしまうと、「裁判で判決が下っているのに、お金を払ってもらえない、退去してもらえない、など進行しない事柄に対して執行をする」、いわば司法の“最後の砦”なんですよね。なのに、国家公務員なのにもかかわらず、出来高制なんです。「そんな国家公務員いるの!?」と正直驚きました。

(伊藤)沙莉ちゃんとも中島(健人)くんとも今回が初共演でした。沙莉ちゃんはいろいろな作品に出ているのを見て上手だなあと思っていましたが、実際にお会いしたらとても可愛らしい方。中島くんはこれからますます楽しみな俳優さんだなと思いました。

タイトルにもある通り、このドラマには犬がたくさん出てくるのですが、どの子たちもすごくいい子でちゃんとお芝居をしているんです。思わず切なくなってしまったようなシーンも多々ありました。ストーリーは毎話完結に近いですし、多彩なゲストもいらっしゃるので、皆さん、どうぞお見逃しなく!