だから女性は加齢とともに性の楽しみを味わえる…和田秀樹「欧米人の意識を一変させた"書籍の驚きの内容"」

プレジデントオンライン6/14(土)16:15

だから女性は加齢とともに性の楽しみを味わえる…和田秀樹「欧米人の意識を一変させた"書籍の驚きの内容"」

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/maruco

■日本の高齢者施設でも一部の施設で性の新しい取り組みも

日本の高齢者施設でも、入居者の「性にまつわるトラブル」が問題になっていますが、施設側でも対策の一環として、性に対する新しい取り組みをはじめているところもあるようです。

例えば、スウェーデのリンドガルデン施設に似た取り組みをしていて、売店で性のセルフケアグッズを販売したり、入居者が集まるロビーにも商品を置いて、希望者が気軽に手に取れるようにしている施設があります。

施設の運営に関わる人がスウェーデンやデンマークなどを視察して、「なるほど、いい考えだ」と思って導入したのかもしれません。

ただ、そういう施設はまだほんのひと握りしかありません。もっともっと広がっていくといいですね。

■欧米の人々の性の意識を変えさせた『ハイト・レポート』の衝撃

「性的なことは恥ずかしいことではない」、という意味づけを理論的にしたのが、1976年にアメリカで出版されたシェア・ハイト博士(1943年〜)の『ハイト・レポート』だと考えられます。

ハイト博士は面接調査を行い、1974年に男性の性行動を、1976年に女性の性意識と性行動についてまとめて報告。

これが『ハイト・レポート』といわれるもので、全米をはじめ、世界21カ国語に翻訳され、ビリオンセラーとなりました。

あらゆる世代の女性の生の声をのせた本は、世界じゅうの女性たちに驚きと感嘆をもって読まれました。

著者のシェア・ハイトさんが女性だったから、女性ならではの質問をすることによって、女性の本音について触れることができ、それがたまたま時機を得たというか、ある種のうねりがあったときに、それを理論的に支えたこともありました。

『ハイト・レポート』より40年くらい前に出たアルフレッド・キンゼー博士の『キンゼー・レポート』は、調査方法などについていろいろ問題があったと言われていますが、『ハイト・レポート』は、あらゆる年代の女性に対して性生活に関する事細かな質問をし、そこから得た回答を完全に匿名で記述したものだったので、性の実態が生の言葉で率直に表現されていました。その点で『キンゼー・レポート』よりもかなりインパクトが強かったようです。

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