若返りに「まむしドリンク」よりよっぽど効果的…和田秀樹さんのクリニックで一番リピーターが多い治療内容

プレジデントオンライン6/16(月)16:15

若返りに「まむしドリンク」よりよっぽど効果的…和田秀樹さんのクリニックで一番リピーターが多い治療内容

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Pornpak Khunatorn

■老人性うつ病が「年のせいだろう」と見過ごされる現実

うつ病について少しお話しますと、高齢になるとうつ病になるリスクが上がっていきます。でも、老人性のうつ病は社会ではさほど問題視されていません。それは、なかなか気づかれにくいこともひとつの原因のように感じています。

高齢者のやる気が低下しても、周囲が「年のせいだろう」と考えて、深刻に捉えないケースも多いようです。

また、物忘れや日常の行動がおっくうになっている様子を認知症と誤診され、誰にも気づかれないままうつ病が進行してしまうケースもあります。

実際に、私が診療している患者さんの6〜7割は認知症、残りの3割程度がうつ病です。

認知症は「多幸症」といわれることもあるように、中期以降になると本人自身がものごとを明るく受け入れていく傾向があります。

いっぽう、うつ病は悲観的になり、本人にとってつらい病気です。

正直なところ、医師である私自身が最もなりたくないと思う病気がうつ病です。

うつ病は体のだるさや食欲不振、なにかを食べても味を感じないといった症状が続きます。

さらには、人に迷惑ばかりかけているという罪悪感にさいなまれ、孤独になります。

しっかり治すか認知症にでもならない限り、いつまでも辛さを抱えながら生きていかなければならないのです。

闘病中に喪失体験が重なり、最悪の場合、自ら命を絶ってしまうこともあります。

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和田 秀樹(わだ・ひでき)
精神科医
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。2022年総合ベストセラーに輝いた『80歳の壁』(幻冬舎新書)をはじめ、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『老いの品格』(PHP新書)、『老後は要領』(幻冬舎)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』(SBクリエイティブ)、『60歳を過ぎたらやめるが勝ち 年をとるほどに幸せになる「しなくていい」暮らし』(主婦と生活社)など著書多数。
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(精神科医 和田 秀樹)

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