ドローン物流の技術課題はクリアできたのに…「世界の低空域経済圏」掌握を目指す徳重徹が日本に感じる閉塞感

プレジデントオンライン6/11(水)8:15

ドローン物流の技術課題はクリアできたのに…「世界の低空域経済圏」掌握を目指す徳重徹が日本に感じる閉塞感

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/sarawuth702

■低空域経済圏のプラットフォーマーを目指す

徳重の野望がだんだんと鮮明になってきた。測量、点検、農業、物流といった分野でのドローンソリューションとUTM。それらによって世界の低空域経済圏を掌握しようというのだ。

【徳重徹

私が尊敬し参考にしている経営者のひとりにイーロン・マスクがいます。彼はいまスペースXで宇宙ベンチャーを目指しています。宇宙開発の意義は計り知れないし、なにより夢がある。

でも、宇宙は私のビジネスのテーマにはなりません。長期的に見れば彼の事業は人類にさまざまな恩恵を与えてくれるのでしょう。けれども、宇宙旅行ができるようになったところで、当面その利益を享受できるのは一部のお金持ちだけです。

私が狙っているのは宇宙ではなく、もっと低いところ。具体的にいうと、ドローンや空飛ぶクルマが飛行する低空域です。地上には車がひしめき合っていますが、この空間はまだ隙間だらけ。ここを測量やら農業やら物流やらに利用すれば、多くの人に価値を提供することができます。

今後この低空域には空飛ぶクルマも入ってくるし、もちろん私たちはそこにも参加します。そして、そこがにぎやかになり混み合えば混み合うほど、安全を確保するためのUTMの重要性が増すのです。

だから、私たちは低空域をもっとビジーにしなければならないし、もっとUTMの完成度を高めていきます。

宇宙開発はイーロン・マスクに任せましょう。私が目指すのはあくまで低空域経済圏のグローバルプラットフォーマーです。

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山口 雅之(やまぐち・まさゆき)
フリーライター

ビジネス誌、経済誌を中心に活動。単行本の執筆、映像台本も手掛ける。テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞優秀賞。著書に『一流の人の考え方』(日本実業出版社)、『塀の中から見た人生』(カナリア書房)。


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(フリーライター 山口 雅之)

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