GoogleやAppleは「好奇心が強い人」を欲している…教育の専門家が小学生の息子に毎日続けた「好奇心を広げる質問」

プレジデントオンライン6/7(土)9:15

GoogleやAppleは「好奇心が強い人」を欲している…教育の専門家が小学生の息子に毎日続けた「好奇心を広げる質問」

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/TATSUSHI TAKADA

■「ゲーム禁止」にする重大なリスク

⑥ゲームやネットのリテラシーを身につける

変化を受け入れるときは、その変化に合わせたルールを学ぶ必要があります。今の子どもたちは、テクノロジーを使えることが算数や英語ができることと同じくらい重要になっていきます。

子どもに人気のNintendo Switchやマインクラフトも、昔のゲームと違ってプログラミングや英語が学べるだけでなく、コミュニケーションツールとしても活用できます。友達と協力しながら戦略を立て、情報を伝達し合いながらプレイするゲームを禁止するのは、「友達とコミュニケーションしたらダメ!」と言っていることと同じなのです。

もちろん、使い方を間違えるとリスクになる可能性もあります。有害サイトをブロックする、フィルターをかける、使用時間を制限する、SNSや動画に個人情報を載せないなど、リスク回避に関することもすべて親が責任を持って管理してください。

■親子どちらも納得できるルール作りを

息子が小学生の頃は、スマホやパソコンは親がいるリビングで使う、ゲームは30分に1回休憩を取る、学校の成績が落ちたらゲームはいったん止めるというルールを設けました。親の強制ではなく、子どもと合意のもとでお互い納得できるルールを決めるのが鉄則です。

自分でルールを守れるようになると、区切りのいいところで自分から終わらせて、自己管理できるようになります。また、SNSやゲームでの高額な課金、迷惑動画の炎上、詐欺被害、個人情報の流出などのトラブルを防ぐためにも、使用させる前に親がさまざまなリスクについて教えて、回避する方法を理解させる必要があります。

気づく力を育てるポイント

○「なぜ?」と問う……「なんでかな?」「どうすればいいかな?」と聞いてみよう。
○「不」に敏感になる……身の周りの不便や「あったらいいな」と思うことを話そう。
○好奇心を広げる……新しい発見をしよう。居心地のいい場所を抜け出そう。
○親のバイアスを解く……先入観や思い込み、偏ったこだわりを捨てよう。
○変化を受け入れる……新しいモノやサービスに関心を持とう。
○ゲームやネットのリテラシーを身につける……ゲームやネットのルールを決めてトラブル回避法を教えよう。

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小宮山 利恵子(こみやま・りえこ)
リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長
1977年東京生まれ。旱稲田大学大学院修了。衆議院、ベネッセ等を経て2015年よりリクルートにて現職。東京学芸大学大学院教育学研究科教授。ICT教育領域の他、五感を使った学びやアントレプレナーシップ(起業家精神)教育について幅広く活動。ANA「旅と学びの協議会」代表理事。キャンプインストラクター、小型船舶1級免許、狩猟免許、AOWダイビングライセンス、国内A級自動車競技ライセンス、唎酒師、寿司職人(修了証)、お肉検定1級、オイスターマイスターなど多数の資格を取得。著書に『教育Alが変える21世紀の学び』(共著、北大路書房)、『新時代の学び戦略』(共著、産経新聞出版)、『レア力で生きる「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』(KADOKAWA)など。新刊は『好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
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(リクルート スタディサプリ教育AI研究所所長 小宮山 利恵子)

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