だから医療タダ乗り目的で来日する外国人が絶えない…日本の国民皆保険にあるべくしてなかった「致命的欠陥」
プレジデントオンライン6/11(水)8:15

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Yusuke Ide
■外国人の保険料納付は日本人にとってもプラス
外国人診療者による踏み倒しで困っている医療機関の救済に関しては、2018年に自民党でまとめた提言によって、訪日外国人観光客の未払いのものについては医療費不払い情報管理システムを構築しているものの「3カ月以上日本に在留し住んでいる外国人に適用されていなかった」として、在留外国人も入れるよう要求しています。
その上で、自見さんは「一般的に言えば外国人労働者は20代、30代、40代までの若くてあまり病気しない人が多いんですよ。だから保険料を払っていただくということは、実は日本の他の日本人の国保の保険料を下げています。ちゃんと払っていただければなおさらですね」と、外国人の保険料納付そのものは制度全体にとってプラスになることを説明しています。
■外国人の前納方式は画期的
対する厚生労働省なんですが、取材に対する口ぶりは重く「問題の所在は認識しているが、国会質疑などでもある通りこれからの課題として適切に取り組む」とのことで、拙速に話を進めてハレーションが返ってくるのをとても怖れているご様子です。
まあ、この問題を追いかけていったら、いままで厚労省は何故問題を把握しようと思わなかったのかと批判されたり、他の地雷のような問題が新たに出てきて釈明に追われる、なんて可能性もなくはないですからな……。マンパワーの足りないところで多くの仕事をおっかぶせられている厚労省の皆さまには衷心より深いご同情を申し上げる次第です。いきなり騒いですまんかった。
これらの議論を踏まえ、自民党の外国人材等に関する特別委員会は包括的な提言をまとめています。それは5つの柱からなりますが、特に第三の「外国人の税・社会保険料の未納付防止等に向けた取組の推進」では、医療保険制度改革が中核を占めています。
国民健康保険について日本に入国し新たに加入する際の国民健康保険料の前納方式の導入は画期的と言えます。きちんと国保保険料を払ってもらえないことには制度が成り立ちませんので、訪日外国人には保険加入を義務付けたり、長期の滞在を予定している外国人には滞在状況を都度チェックできるような仕組みを考えなければならないでしょう。










