新日本プロレスは4月27日(土)、広島サンプラザホールにて『Road to レスリングどんたく 2024』を開催した。

『Road to レスリングどんたく 2024』
日時:2024年4月27日(土) 15:30開場 17:00開始
会場:広島・広島サンプラザホール
観衆:2,145人

メインイベント(第8試合)ではロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&BUSHI)と、BULLET CLUB WAR DOGS(デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニ―&ジェイク・リー)のイリミネーションマッチが行われた。

注目は23日に行われた後楽園大会に突如乱入したジェイク・リーがBULLET CLUB WAR DOGSと共闘。

そして今大会でターゲットに定めた内藤哲也との対戦を果たした。

注目を集めたジェイクと内藤哲也の絡みも随所に見られ、イリミネーションマッチらしく多数の選手が入り乱れる展開が続いた。

激しく攻守が入れ代わる中、次々と両チームの選手が脱落。

最後は内藤とジェイクが残り一騎打ちの展開に。

ジェイクに追い込まれる場面も見られたが、内藤がエプロン際のジェイクに水面蹴りからの低空ドロップキックでリング下に落下させL・I・Jを勝利に導いた。

内藤とジェイクの注目も絡みはネクストを期待させるものであり、今後の再戦へと繋がる一戦となった。


<試合結果>

▼メインイベント(第8試合) 時間無制限
イリミネーションマッチ
BUSHI
高橋 ヒロム
辻陽太
鷹木信悟
内藤哲也 〇
vs
ドリラ・モロニー
クラーク・コナーズ
ゲイブ・キッド
デビッド・フィンレー
ジェイク・リー ×
28分42秒  28分42秒 オーバー・ザ・トップロープ

※内藤の1人残りでLOS INGOBERNABLES de JAPONの勝利

試合後のリング上には、広島カープのマスコットキャラクターである「スラィリーくん」が登場し、L・I・Jメンバーと共に大会を締めた。

■試合後バックステージコメント

◎試合途中で出したコメント

※鷹木とゲイブが乱闘を繰り広げながらコメントスペースに現れる

ゲイブ「来いよ! (※鷹木とエルボーの打ち合いから、サミング。そして右パンチを入れて、ダウンさせると)このネズミ野郎が! 覚悟はできてんのか!? 俺を倒すつもりか!? 俺ほどのファイティングスピリットを持っている男はいないんだ!」

鷹木「(※ゲイブが去ると、壁にもたれかかったまま)あんなヤツの何がファイティングスピリッツだ、オイ! あんなヤツのスピリットはな、偽もんだよ。(※立ち上がりながら)“フェイク・キッド”、お前がフェイクだってこと、福岡で証明してやるからな。オイ、ゲイブ、お前は何が欲しいんだよ!? 俺の首が欲しいのか? NEVERが欲しいのか? ただ単にイライラしているだけか? オイ、そうやってな、狙いが定まってないんだったら、オイ、まだまだお前は俺には勝てねえよ。負けてたまるか、オラ!」

コナーズ「さっきのことはどうでもいい。俺たちは変わらずぶちのめし続けるだけだ。『レスリング薩摩の国』があるんだからな。俺たちが吠えて騒いでるのをバカにしてるようだが、俺たちはWAR DOGSなんだ、もちろん吠えるさ! へなちょこ2人組、BUSHIとへなちょこ……」

モロニー「(※スマートフォンの映像を見ながら)ハハハハハ!」

コナーズ「何がそんなに面白いんだ?」

モロニー「いつものことじゃないんだが」

コナーズ「何に笑ってるんだ?」

モロニー「長い間、首を壊すのに一番手っ取り早いのはドリラー(・キラー)だと思ってたんだ。だろ?」

コナーズ「そうだな」

モロニー「いい技だし、前ヘビー級王者にだって決まって、勝てた」

コナーズ「アイツの目を治したもんな」

モロニー「だがな、実はもうちょびっとだけ首に危険な技があったんだよ。特にヒロムの首には。これを見てくれよ(※と言ってTVカメラに、ヒロムがドラゴン・リーの技を食らって首を負傷したシーンがの映像を見せる)。ちらっと見てくれ。大変だろ! アァ、俺のスクリーンプロテクター並みにバキバキに砕けてる。アァ、つまり、もっといい方法があるってことがわかった。思いつかなかったよ。誰も気づかないよな」

コナーズ「アァ」

モロニー「インターネットのおかげだ。だから、あんまり語る必要さえないんだよ。2週間半、約3週間か。あの派手なコスチュームとマスクのアホどもと一緒にあちこち行って。お前らガキなんだよ。俺たちを見ろ。俺たちはWAR DOGSなんだぞ。WAR DOGSだ。文字通り首を壊し、金を受け取る。今は送金してくれるが。確認のために家にいちいち返さなくていい。聞け。とにかく俺たちはタイトルを失うつもりはない。胸を張ってクソみたいなことを続けるために、ここに来てるんじゃないんだ。俺たちはお前たち2人の首を壊すために来た。シンプルだろ。それから『BEST OF THE SUPER Jr.』だ。(※コナーズに向かって)お前はプルーフ(証明)を見せつけるんだろ!」

コナーズ「ああ、#Moviestar だ」

モロニー「#Moviestar だな。それから、俺が数日前にこの団体の前ヘビー級王者にしたことを見たか知らないが、アイツの首も変な音がしてた。だから、(※内藤より)20kgほど軽い上にだいぶ経験も浅いお前たちバカが、どんな目に遭うのか想像しちまうよ、ハハハ! 楽しいことになる。(※コナーズに向かって)言ってやれ(※と言って、先に控室へ)」

コナーズ「ベルトは俺たちの手元にあるんだ。次は首を並べる時。なぜならそれがMY DOGS FOR REALLY!」

モロニー「(※コメントスペースの向こう側で)ワンワン!」

コナーズ「ワン!」

◎試合終了後に出したコメント

鷹木「(※試合終了後に改めてコメントスペースにやって来て)ゲイブ・キッドも気に食わねえけどよ、WAR DOGSに新たに来たデカいヤツも気に食わねえな、オイ! デカいだけで存在感ねえじゃねえか、オイ! なあジェイク・リーだか、ジェイソン・リーだか、スラィリーだか知らねえが、オイ! そのうち俺が痛い目に遭わせてやるからな」

BUSHI「まさかここ広島のプロレス会場で、スラィリーに会えると思えてなかったから感動したよ。しかし凄い人気で、俺らより人気凄かったんじゃないの? 全部1人でもってちゃったよ。スラィリー恐るべし。それは別として、次の鹿児島大会、いよいよセミファイナルで、IWGPジュニアタッグ挑戦、タイトルマッチがあるんだよ。俺とヒロム、ついに巻くぞ。とうとう時が来たと、俺は思っているよ。楽しみにしてるぞ、IWGPジュニアタッグチャンピオン」

辻「なあ、フィンレーよ、聞かせてくれ。お前はどうなんだ? 新日本に、新日本に対する愛はあるのか? オカダやジェイと、お前も同じなのか? まあ、俺にそんなことは関係ねえけど、もう1つだけジェイク・リー、足引っ張ってくれやがったな。なあ、今日やってみて、やっぱりお前がなぜ、WAR DOGSを選んだのか、まだ理解できないよ。ただ1つだけ、ジェイク・リー、“ジェイク・リーの無駄遣い”はするなよ」

ヒロム「ワウワウワウ! ワウワウワウ! ワンちゃんか。大型犬、あれは間違いなく大型犬だ、全員。大型犬でさらにジェイク・リーっていうのが、WAR DOGSの一員なのかわからないけど、あれはさらに大型犬だな。大型犬はね、アイリッシュウルフパウンドっていう大型犬、それはもうね、犬界最大の大型犬がいるんだよ。俺はそのワンちゃん、結構好きでね、小学生の頃、よく図鑑とかで調べてたよ。ワンワン言っているうちにさ、ウチ実家でシェパードがいたんだよね。グレイスっていう名前の。それはそれはいい子だった。俺はさ、ワンちゃんに対してさ、ワンちゃんとか猫ちゃんとか、動物が大好きだからさ、しつけっていう言葉だったり、それこそご飯のことを餌っていうのは、あんまり好きじゃない。動物に対して餌っていう言い方も好きじゃないんだよね。だから動物なんでも、しつけだとかも、俺は好きじゃなかった。俺はご飯だと思ってる。まあ、今話した話は特に関係ないよ。全く関係ない。俺はワンちゃんのことが大好きってこと。変に言っているわけじゃない。変にワンワンをからかってるわけじゃない。俺はワンちゃんのこと大好き。しつけって言葉が大嫌い。餌って言葉が大嫌い。ご飯という言葉で言う。ちゃんとした言葉でワンちゃんと接する。それが全てだと思ってます。でも、あれはワンちゃんでもなんでもないんだよ。あれはね、俺とBUSHIさんが鹿児島で、徹底的にしつけをしてあげないとね。ワンちゃんじゃないからね。しつけをしていってあげないといけないと思っております。ということは、自動的に僕とBUSHIさんがIWGPジュニアタッグチャンピオンになるということです。これは決定事項です。おめでとうございます! 先に言っておきます! ヒロム、BUSHIさん、おめでとう!! (※自分で拍手しながら)ありがとう!」

内藤「(※一緒についてきたスラィリーを見て)オヤオヤオヤ、ヒーローインタビューかな? 今日のヒーロインタビューは内藤哲也選手です。おめでとうございます! ありがとうございます。8回逆転タイムリー、どんな気持ちで打席に立ちましたか? え〜と、やっぱここホーム広島で会場のお客様、そしてスラィリーも一緒にいるんでね、あそこはなんとしてでも逆転打を打ちたいなと思って、打席に立ちました……そんな話はいいんだよ! スラィリー、トランキーロ、トランキーロ。2022年12月以来、1年4カ月ぶりぐらいに、ジェイク・リーとリング上で闘ったかな? まあ彼の名前はもちろん知ってたし、こうしてリングで闘えることを、俺は待ち望んでいたよ。やっと来たか。今日はそんなに長い時間リングで闘うことはなかったけど、ジェイク・リーもよほど俺のことが気になるようだね。じゃあまた、どこかで遊ぼうぜ。あとリング上で言った通り、俺は本気だから。俺はいつかマツダスタジアムでプロレスがしたい。(※スラィリーの方を見て)なんなら、俺vsスラィリーのシングルマッチ? やっちゃう? シングルマッチ? (※スラィリーが差し出した手を払って)ノー! マツダスタジアム大会、いつか実現させようぜ。その日が来るまで、トランキーロ、あっせんなよ! じゃあ、次は明後日、鹿児島アリーナでまたお会いしましょう。アディオス! (※スラィリーの方を見て、拳を突き上げながら)グラシアス、スラィリー!(※と言って、スラィリーと拳を合わせてから引き上げる)」

ジェイク「アァァァ……! フゥー冷静になれぇぇ……なれるかーッ! オイ、内藤! あれで勝ったと思うなよ!? 私からガッツリ、(※手を3回叩いて)奪ってみろ。私はまた、いつでもどこでもやっていくからな」

フィンレー「あのバカげたオーバー・ザ・トップロープ・ルールのせいだ。あんなのは本当の闘いとは言えない。いいか、ナイトーが幸運だったんだ。アイツはオーバー・ザ・トップロープでジェイクを落とした。大きな問題は起きていないんだ。いいか。闘い方が問題なんだ。1対1、2対2、3対3。じゃあこれはどうだ? ゲドー、俺にとても良い考えがある」

外道「OK!」

フィンレー「良い考えだ。『ALL TOGETHER』がもうすぐあるだろう。『ALL TOGETHER』だ」

外道「アァ」

フィンレー「俺が!」

外道「(※英語で)良い考えだ!」

フィンレー「俺が出る!」

外道「(※英語で)ジェイク、もう1戦を!」

フィンレー「ジェイク、もう1回ナイトーと闘うんだ! そして俺のマッドマン、ゲイブ・キッド。アイツは誰とでも、どこでも、いつでも闘える。ということで、デビッド・フィンレー、ジェイク・リー、ゲイブ・キッドvsL・I・Jのバカのうち誰か3人。いや、お前たちに選ばせるつもりはない。ナイトー、シンゴ、そしてツジでどうだ?『ALL TOGETHER』で会おう。これでどうだ? だがその前に、お前たちはパターンに気づき始めたか? 俺は何度も自分の試合を求めて、その機会を作ってきた。そして今週はいろんな人から、ジェイク・リーがWAR DOGSの一員なのかと聞かれた。そういうことを聞いてくるヤツに対する俺からの答えは、『余計なお世話だ』。いいから座って、親方の仕事を見ておけ。座って、野蛮なる王が盤上の駒を動かすのを楽しんでおけばいいんだ。この業界のヤツは揃って、アレックス・コグリンのいた場所に入りたがる。皆WAR DOGSになりたいんだ。それを責めることはできない。つまり、認めるべきだろう。誰もが俺が成し遂げると想像していなかった程のことを、俺はこのグループで成し遂げている。だから俺の次の計画がどうであれ、最終的には俺が再び王者となり、憎悪が道を開くということを証明することになる。行くぞ、ゲドー」

外道「(※英語で)OK、ボス!」

<写真提供:新日本プロレス>