バルセロナは26日に行われたセビージャとのラ・リーガ最終戦に2-1で勝利した。

決勝ゴールを決めたフェルミンは、この試合を最後にチームを去るチャビ・エルナンデス監督に得点を捧げていた。

チャビ監督は2021年11月にバルサに着任し、142試合で90勝23分29敗という戦績。ジョアン・ラポルタ会長やスポーツディレクターのデコとの不和が噂され、すったもんだの末に今季でチームを去ることになった。

『Marca』や『AS』によれば、試合後にこう話していたそう。

「我々は続けたかった。まだ終わらないと思っていた。結果はよかったので、気持ちは矛盾している。我々は正しい道を進んでいたと思うが、サッカー界ではこういうことがある。ディレクターたちは決断を下すためにそこにいる。

我々は非常に不利な状況のなかで2つのタイトルを獲得した。選手たちの反応は鳥肌ものだった。

私がしてきたことすべてが地震を引き起こした。私は標的にされ、落ち着いて仕事をすることができない。働きたかったが、これが監督の人生。残念だ。

我々は失敗もしたし、自己批判もしてきた。我々は完璧ではないし、そうなりたくもない。戦術的に改善しなければならない。名誉なことであり、誇りでもあったが、特に今季は失敗もあった。

我々はいい仕事をしてきた。選手たちには感謝している。レガシーは選手たちをより良くしたことだ。ファンには感謝している、私は愛されてここを去る。これは私の誇りだ。人々はこの仕事を評価してくれたし、時が経てばもっと評価されるに違いない」

そのうえで、「(退任の)理由を言うのは私の責任ではない。選択の余地はなく、受け入れるしなかった。それは会長次第だ」とも話していたそう。

後任候補には、元ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏らが挙げられている。