弱冠16歳にしてバルセロナで活躍するスペイン代表FWラミン・ヤマルは、リオネル・メッシのような左利きのドリブラーだ。

元日本代表MF中村憲剛は、『DAZN』のFOOTBALL TIMEで、ヤマルがドリブルだけでなくパスも出せる点を評価していた。その中村と内田篤人は、こんな話でも盛り上がっていた。

中村 「パスもうまい。それがあるからドリブルが効くんですよ。両方できるので、ドリブルが抜ける。(ドリブル一辺倒ではなく)パスも出せると(対峙する)DFとしては選択肢が一気に増えるので…」内田 「スラムダンクのあれと一緒や」中村 「流川くんね」内田 「そう(笑)沢北くんとの勝負の時…」中村 「そう、そう、そう(笑)ドリブルしかないから読みやすい」内田 「仙道と2人でやったときね、流川くんが言われたからね」中村 「そうだね、沢北戦に生かす」内田 「(仙道が)北沢くんって言ってたけどね、間違えて」中村 「(流川が)沢北だ、どあほうって言ってましたから。すみません、世代なので(笑)」

元サッカー日本代表の2人が思わず盛り上がっていたのは、バスケットボール漫画の金字塔である『スラムダンク』の話題。

中村憲剛はユース年代のコーチも務めているが、サッカー少年たちにもスラダンの流川楓の話をしてしまうことがあるほどのガチ勢だとか。

「実際、育成年代のドリブラーの子と話をする時はパスとドリブルの話は必ずする。

たまに熱くなって、スラムダンクで流川っているんだけどって言った時に、今はスラムダンクの映画をみんな見てるので、あぁ!って(話が通じる)。ちょっと前は『読んでないです』って言われて、『スポーツと青春のバイブルを読んでないんか!君たちは』って(説教していた)」

2022年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』はファンたちの“聖地巡礼”が起きるほど人気となったため、今の世代にも話が通じるようになったそう。仙道彰や沢北栄治との話は漫画・アニメで確認して欲しい。