スペイン代表は15日に行われたクロアチアとのEURO初戦に3-0で勝利した。

『Relevo』によれば、この試合で起用されなかったレアル・マドリーFWホセルは、試合後に不満を露わにしていたそう。

先発したFWアルバロ・モラタは違和感を感じたために後半途中で交代となったが、投入されたのはミケル・オヤルサバル。今季のCL準決勝バイエルン戦でレアルを救う劇的ゴールを決めたことで話題になったホセルだったが、最後まで出番は訪れなかった。

ホセルは控え選手たちが行う試合後のウォームダウン中にひとりだけ参加せず(他に参加しなかったのは、負傷中のエメリク・ラポルトと普段から参加しない控えGK陣だけ)。また、無愛想な表情のままミックスゾーンを通り過ぎ、メディア対応にも一切応じなかった。

ロッカールームに戻ってからわずか10分後にはチームバスに乗り込んでいたそう。なんでも、バスが出発する1時間前の20時18分の時点で乗車していたとか。

34歳のホセルはもともとレアルで育成された選手だが、昨夏エスパニョールからのローンで古巣に復帰した。本人は愛するレアルへの残留を望んでおり、カルロ・アンチェロッティ監督も彼を評価しているが、レアルは150万ユーロ(2.5億円)の買い取りオプションをまだ行使していない。

レアルにはフランス代表キリアン・エムバペとブラジル代表エンドリッキの強力FW陣が新たに加わる一方、ホセルにはサウジアラビアからの爆買いオファーが届いているとか。その去就は不透明な状況にあるが、EUROの舞台であらためて自らの実力を示したいという思いが強いようだ。

スペインは第2節でイタリアと対戦するが、ホセルに出番は訪れるだろうか。