17日に行なわれたクロアチアリーグのヴァラジュディン戦で2-1と勝利を収めたディナモ・ザグレブ。

これで首位リエカとのポイント差を2に縮め、残りの6試合に優勝の望みをつなげることに成功した。

この試合ではディナモ・ザグレブに所属している2名の日本人選手、金子拓郎と荻原拓也はともにベンチスタートとなり、途中出場でピッチに立っている。

荻原拓也は69分にガブリエル・ヴィドヴィッチとの交代で、金子拓郎は88分にダリオ・シュピキッチと代わってプレーし、勝利したチームの一員となった。

『hrsport』によれば、試合後にディナモ・ザグレブの監督を務めているセルゲイ・ヤキロヴィッチは以下のように話していたという。

「ディナモ・ザグレブには荻原拓也ほどスピードがある選手はいない。ただ、彼の足首はあまりにも不運だったんだ。私には信じられないほどにね。欠場しなければならないことが多かった。

ただ、彼はようやく今フルトレーニングに入ることができている。シーズンの終了まで、可能な限り彼に出場時間を与えようと努めたい。

今日はスタートからゲームをコントロールしたし、いいプレーをした。ただ最後の15分でいくつかのミスをして、不必要な緊張状態と不確実性を作ってしまったね。

しかし最も重要なことは、試合に勝利して3ポイントを獲得できたということだ」

ディナモ・ザグレブは前半26分にマルティン・バトゥリナのゴールで先制し、さらに53分にヴィドヴィッチが追加点を決めてリードを広げた。さらに64分にはヴァラジュディンに退場者が出たため、数的優位の状況となっていた。

しかしながら72分に失点を喫すると、その後いくつかのピンチを迎えることになったため、ヤキロヴィッチ監督はそれを気にしていたようだ。