今季スイス・スーパーリーグのセルヴェットでプレーしている常本佳吾と西村拓真。現在は3位につけており、まだわずかに優勝の可能性を残しているほか、カップ戦では決勝に駒を進めている。
昨年の夏に鹿島アントラーズから加入した常本佳吾、そして冬のマーケットで横浜F・マリノスから期限付き移籍してきた西村拓真、ともにレギュラーとして右サイドバックとアタッカーの役割を任されており、重要な存在となっている。
『bluewin』によれば、今回常本佳吾と西村拓真が二人同時に行うダブルインタビューに応え、以下のように話していたという。
常本佳吾はスイスの印象について個人の力が求められるリーグだと感じているほか、サポーターの発炎筒などに驚きを感じていることを明かしていたよう。
「スイスに来てまず一番最初に気付いたのは言葉の違いです。ジュネーブではフランス語、ドイツ語、そしてイタリア語も使われていて、そこの違いは感じました。
サッカーに関しては、サポーターが発炎筒を焚くようなことは日本ではあまりないので、ここには熱いサポーターがいるなという印象です。
日本だとより戦術的なものやチームワークが求められることが多いんですけど、ここでは個人の力が大きくて、よりスペースや1対1の状況がある。
スイスの選手はより身体も大きいし、スピードもありますし、フィジカルも強い。そのあたりは鍛えて負けないようにしています」
また、西村拓真はレネ・ヴァイラー監督がかつて日本で指揮していたことが重要だったと話したという。
「レネ・ヴァイラー監督は日本でのサッカーを経験していますし、僕のことも知っていたし、佳吾もこのクラブにいた。それが重要な要素になりました。
ピッチの外ではあまり一緒にはいないですけど、たまに一緒にご飯を食べに行ったり、日本食を紹介してもらったりしてます。
スイスは美しい国だし、素晴らしいチームメイトと一緒にプレーできて嬉しいです。ここから何が起こるかわからないですけど、運命に任せようと思います」

常本佳吾と西村拓真はそれほどピッチ外で一緒にいることはないそうだが、時々ともに食事に行くこともあるとのこと。
また来季の去就については買取オプションが行使されるのかどうかも含めて特に希望を持たず、成り行きを見守っていく方針だという。